2017年1月4日

『世界のエリートがやっている 最高の休息法』久賀谷亮・著 vol.4550

【脳疲労が消える方法とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478068445

多くのビジネスパーソンが望むのは、おそらくどんなに働いても疲れない身体、失われない集中力だと思います。

反対に、最悪なのはちょっと働いただけで疲れる身体、すぐに失われる集中力、さらにはどんなに休んでも疲れが取れない状態でしょう。

本日ご紹介する一冊は、ビジネスパーソンが望む疲れにくい身体、優れた集中力を実現する、とっておきの方法を紹介した一冊。

昨年発売されて、たちまち16万部を突破。<売行きNo.1のマインドフルネス入門書>ということで、遅ればせながら紹介しておきます。

著者は、イェール大学で学び、米国で18年診療してきた精神科医、久賀谷亮さん。

冒頭で「7つの休息法」をイラスト入りでコンパクトに紹介し、中心はマインドフルネスを学ぶための小説、最後に特別付録「アメリカ精神科医がおすすめする5日間シンプル休息法」ということで、かなり変則的な作りです。

小説は、主人公でイェール大学研究員のナツ(小川夏帆)が、ヨーダことラルフ・グローブ(イェール大学教授)の指導を受けながらマインドフルネスを学び、伯父が経営するベーグル店「モーメント」を救うというお話。

ビジネスをしっかり意識して書かれているので、個人のパフォーマンス向上やチームワークの向上にバッチリ役立つと思います。

さっそく、ポイントをチェックして行きましょう。

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頭の中にさまざまな雑念が渦巻いている「モンキーマインド」の状態では、脳のエネルギーが膨大に浪費され、どんどん疲労が蓄積し、睡眠の質も低下します。そんなときは、まず雑念そのものに対する「認知」を変えましょう。繰り返しやってくる思考に「名前」をつけると、ループに陥りづらくなります

「扁桃体ハイジャック」に陥らない脳構造をつくる

脳に過度なストレスがかかると、本能や感情を司る扁桃体が暴走をはじめます

うつ病の人たちには『あのとき、ああしておけばよかった』というネガティブな思考の反復、いわゆる反芻思考(rumination)がよく見られる

とにかく呼吸に細かく注意を向ける。呼吸と呼吸のあいだに、短い切れ目があることには気づいたかな? 1回、1回の呼吸の深さが違うことは? 吸う息と吐く息の温度の違いもあるな? 細かなことに好奇心を持つんじゃ

脳のすべての疲れやストレスは、過去や未来から生まれる

脳を変えるには「習慣」が第一

マルチタスクが脳の集中力を下げる

後帯状皮質の活動が低下し、自己意識が背景に退いておる状態こそがフローの正体だとブリューアーは考えておる。したがって、後帯状皮質の活動を低下させるマインドフルネス瞑想が、集中力の向上につながる

◆「よい睡眠のための心得」※一部紹介
・就寝・起床の時間を一定にする(←体内時計リズムを脳に覚え込ませる)
・悩みごとを書き出してから床につく(←悩みは脳を休ませない)
・寝る直前の食事は控える(←食べ物の消化活動は眠りを妨げる)
・ベッドでテレビやスマホを見ない(←脳が寝る場所でないと勘違いする)

避けたほうがいいことがはっきりしているのは肥満。肥満はうつ病の温床であり、同時にうつ病の結果でもある

目的意識のある人ほど「怒り」に注意

組織であろうと個人であろうと、それが成長していくためには努力や頑張りだけではダメなんじゃ。薪木を燃やし続けるためには、薪木のあいだの「空間」が欠かせん。それこそが休息なんじゃとわしは考えとる

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本書で、脳疲労のしくみを学ぶうちに、いかにマインドフルネスがマネジャーにとって重要か、理解することができました。

「扁桃体ハイジャック」から脳を守ることで、チームも家族も守ることができる。

本書で書かれたメソッドは、全ビジネスパーソンが学んでおくべきことと認識しました。

まだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。

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『世界のエリートがやっている 最高の休息法』久賀谷亮・著 ダイヤモンド社

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◆目次◆

はじめに 科学的に正しい「脳の休め方」
まずはこれだけ! 脳の疲労を解消する7つの休息法
マインドフル・モーメント
Lecture0 先端脳科学が注目する「脳の休め方」
Lecture1 「疲れない心」を科学的につくるには?
Lecture2 「疲れやすい人」の脳の習慣
Lecture3 「自動操縦」が脳を疲弊させる
Lecture4 脳を洗浄する「睡眠」×「瞑想」
Lecture5 扁桃体は抑えつけるな!
Lecture6 さよなら、モンキーマインド
Lecture7 「怒りと疲れ」の意外な関係性
Lecture8 レジリエンスの脳科学
Lecture9 脳から身体を治す
Lecture10 脳には脳の休め方がある
Epilogue 思いやりのメッタ
おわりに DoingからBeingへ

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