2016年8月24日

『ニトリ成功の5原則』似鳥昭雄・著 vol.4417

【30年連続増収増益なるか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/402331532X

ビジネス書には、日々の小商いのヒントがもらえる本と、ビジネス転換の大きなヒントになる本、2種類あると思っています。

本日ご紹介する一冊は、もちろん後者です。

『ニトリ成功の5原則』は、ニトリ創業者の似鳥昭雄さんが、「ニトリ成功の5原則」と、事業を大きくするヒントを述べた一冊。

成功の5原則というのは、以下の5つで、本書ではそれぞれの項目に関して、具体的にどう経営の現場に落とし込んでいくのか、詳細な説明が加えられています。

◆成功の5原則
1.ロマン(志)
2.ビジョン(中長期計画)
3.意欲
4.執念
5.好奇心

<ロマンは情、ビジョンは数字>
<人生にも会社にも、ロマンとビジョンが必要なんだ>

など、言葉が立っていて、じつに読み応えがあります。

個人的には、「ビジョンの基本は100倍発想」という、著者がチェーンストア理論で有名な故・渥美俊一先生から学んだという言葉が心に響きました(実際に、次のビジョンを描くことができました)。

時価総額1兆5000億円、連続増収増益日本一のニトリが、次に何を狙っているのか、投資家目線で見ても興味深い内容です。

さっそく、気になるポイントを見て行きましょう。

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ロマンを抱くとは、「人のため、世のために、人生をかけて貢献したい」という気持ちを持つこと

私はそれまで売上や利益のことで頭がいっぱいでしたが、アメリカに行ってからは、「アメリカの暮らしはなんて豊かなんだろう」「日本の人たちの暮らしを、アメリカのようにしたい」と考えるようになりました

ビジョンとは、20年以上先に達成すべき、長期の目標

ビジョンを持つことで、それだけでは漠然としていたロマンが形を持ってきます

私はかつて渥美先生から、「500店出せば日本全体を豊かにできる」と教えられました。いよいよ来年、その数に達することになります

日本では、「モノが多いことが豊かな証拠」と思ってしまいがちですが、それはモノがなかった時代の発想です。実際に見てみると、むしろ家具は少ないほうが部屋はすっきりしています

みな、自分の立場から見ているのです。お客様の目で見なければ、商品の価値はわかりません

お客様の満足を優先し、お客様が楽しんだ後で自分たちのことを考えるようにする

「人々の生活を豊かにしたい」とき、方法は2つあります。1つは、人々の収入を増やすこと。もう1つは、モノやサービスの値段を安くすること。私が考えたのは、後のほうでした

ビジョンの基本は100倍発想

夢を共有して取り組んだ人だけが残った

未来から現在を、全体から部分を決めていく

長所を発見する「配転教育」

◆ロマンとビジョンを達成するための「5大スローガン」
1.一番主義 2.集中主義 3.先制主義 4.経験主義 5.ビジョン主義

これまで値段が高くて普及していなかった種類の製品を、自社生産することで安く世の中に提供し、誰もが使える商品にしていく。それはニトリのポリシーでもあります

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エンターテインメント性で言えば、『運は創るもの──私の履歴書』の方が面白かったですが、ビジネスにおけるインスピレーションが得られる、という実用面では、本書の方が上だと思います。

※参考:『運は創るもの──私の履歴書』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532320216

ぜひ、2冊併せて読んでみてください。

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『ニトリ成功の5原則』似鳥昭雄・著 朝日新聞出版

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◆目次◆

序章 人も会社も、原則は同じ
第1章 「ロマン」で人は生まれ変われる
第2章 「ビジョン」があるから成功できる
第3章 「意欲」は高い目標から生まれる
第4章 「執念」なくして、成功なし
第5章 「好奇心」が革命のもとになる

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