2016年7月17日

『マーケティング・フレームワーク』原尻淳一・著 vol.4379

【マーケティングのプロが使う必須ツール】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532119332

「少しのことにも先達はあらまほしき事なり」。

これは有名な徒然草の一節ですが、ビジネスにおける先達とは、おそらくメンターや思考法のことだと思います。

なかでも、思考を促してくれる「フレームワーク」は有効。

知っていれば、考えたり、実行したりするのがグッとラクになります。

本日ご紹介するのは、マーケティング・コンサルタントの原尻淳一さんが書いた、『マーケティング・フレームワーク』。

マーケティングのプロが使うフレームワークをコンパクトにまとめ、それぞれの用語説明、フレームワークの使い方を解説しています。

STP(セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング)や4P(製品、価格、流通、販促)、PEST(政治、経済、社会、技術)などの基本から、比較的最近のフレームワークまで幅広く網羅しており、さらに事例を付加しています。

飴のオーダーメイドサービスが法人に受けている「まいあめ工房」や、受験合格を祈願する南三陸町の「オクトパス君」、ローマ法王に食べてもらうことに成功した「神子原米」など、マーケティングの成功事例がコラム的にまとめられているので、こちらもチェックするといいでしょう。

それでは、赤ペンチェック行ってみます。

———————————————–

市場で自分のビジネスが優位に立てる場を見つけることがビジネス基盤をつくる要

◆VRIO
経済価値(Value)
希少性(Rarity)
模倣困難性(Inimitability)
組織(Organization)

◆クロスSWOT分析
SO戦略(強みを機会の中で最大化する)
ST戦略(強みによって、脅威に対処する)
WO戦略(弱みを補完して機会を活かす)
WT戦略(弱みと脅威の最小化、リスク回避)

◆消費者をセグメンテーションする際の変数
・地理的変数
・人口統計的変数
・心理的変数
・行動的変数

◆ポジショニングマップ
ポジショニングのコンセプトに基づき、異なる2つの軸でマトリクスを作成し、競合との差別化をどうイメージしているのかを可視化

売上は頭数、頻度、量の変数の掛け算で、<売上=頭数×頻度×量>と表すことができます。売上を上げるには、この3つの変数のどれかを上げるしか方法はありません

◆4Aフレームワーク
Awareness(知名可能性)
Acceptability(受容可能性)
Affordability(購買可能性)
Accessibility(接近可能性)

◆効果的なコミュニティ・プラットフォームを設計する5つのC(小西圭介)
1.Contents(参加者を惹きつけるコンテンツ)
2.Conversation(適切な対話テーマ)
3.Connectivity(参加者同士の関係づくり)
4.Collaboration(参加者とのコラボレーションによる行動支援)
5.Continuity(繰り返し参加してもらうための仕組みや場の運営)

———————————————–

タイトル通り、マーケティングに使えるフレームワークを羅列した、比較的無機質な本ですが、マーケターのチェックリストとして、また用語集として使える手軽な一冊だと思います。

ぜひチェックしてみてください。

———————————————–

『マーケティング・フレームワーク』原尻淳一・著 日本経済新聞出版社

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532119332

————————————————-

◆目次◆

第I章 マーケティングプロセス
第II章 R(調査)のフレームワーク
第III章 STP(戦略)のフレームワーク
第IV章 4Pのフレームワーク(1)(製品・価格・流通)
第V章 4Pのフレームワーク(2)(販促)
第VI章 I(実行)+C(管理)のフレームワーク

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー