【「内定上手」の人が絶対やらないことは?】
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人生を大きく変える要素には、生まれた場所、親などいくつかありますが、自助努力で変えられるもので大きいのは、受験と就職でしょう。
なかでも、どの仕事を選ぶか、どんな職場で働くか、どんな上司のもとで働くかは、一生を決める問題だと思います。
そこで読んでおきたいのが、『そのひと言で面接官に嫌われます』。
1000社を超えるクライアント企業の採用面接をサポートしているという著者が、採用サイドのホンネを書いた内容で、面接する側からすれば、「たしかに」とうなずける内容です。
「コミュニケーション力には自信があります」
「人に感謝される仕事がしたい」
「会社の方針と合わなかったので」
「将来独立したいと思っています」
など、一見問題なさそうに見える言動がなぜダメなのか、その理由を丁寧に解説しており、面接対策に読んでおくと便利な一冊です。
つまらないミスで、第一志望を落とすことのないよう、ぜひチェックしておきたい内容です。
さっそく、ポイントを見て行きましょう。
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×「昔から好きだった」が志望動機のメイン
学生ならまだしも、いい歳をした大人に最初に志望動機でこれを言われてしまうと、もう、ほかの項目を確認する気力もなくなってしまう可能性が高い
「いまの仕事は十分やりきったので、別の仕事がしたい」と言う人がたまにいます。30代も終わり頃の人が言うならまだしも、なんと20代の若者にときどきいるのです。「仕事をやりきった20代とは、いったい何者なんだ?!」と、思わず突っ込みを入れたくなってしまいます(中略)ちなみに、30代も終わりくらいの方の場合、職務経歴書を拝見すると、「ああ、この人は、この仕事はやりきったんだろうな」と感じることがあります(中略)そういう輝かしい業績を上げてきた人に限って、謙遜気味に、「いや、ちょっと長くやりすぎました……」といった表現をされるものです
×「社会に役立つ仕事がしたい」
まともな会社がやっている仕事で社会の役に立っていない仕事なんてない
「ワーク・ライフ・バランス」は、日本語では「仕事と生活の調和」です。とても素敵な言葉に聞こえますが、応募者がこの言葉を使った段階で、企業側には「この人は、定時限定で働きたいんだな」と思われてしまいます。そのため、まず第一印象が悪い
×質問が業務内容ではなく、労働条件ばかり
×未経験の仕事に移るのに、「年収は現状維持で」
転職で年収アップが見込めるのは、その人が会社にとって「即戦力」である場合のみです。完全なキャリアチェンジの場合、その人のパフォーマンスは当然落ちますから、年収も一度は大幅に落ちて当たり前
「がんばる」は、あいまいな言葉です。なにをどうがんばるのか、具体的なプランがなければ、ビジネス上はなんの意味もありません
面接官は普通、退職理由を聞いたあとに、「その件について、上司とよく相談しましたか?」「その件について、上司はなんと言っていたのでしょうか?」といった質問をします。そのとき、「いえ、上司とは特に話をしていません」という答えが返ってくると、もうその人を採用する気はほぼなくなります
×「企画はやりたいけど、営業と販促はやりたくありません」
×入社希望日に、3か月以上先を指定する
×面接官の質問に、議論モードで反応する
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なかには、「ここは企業サイドが今後、変わらないといけないのでは」と思う部分もあるのですが、大筋ではごもっともだと思います。
人間は、わかっていても自分本位に考え、発言してしまう生き物。
大切な就職・転職の場でしくじらないためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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『そのひと言で面接官に嫌われます』丸山貴宏・著 青春出版社
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◆目次◆
第1章 そのひと言で面接官はカチンときます
第2章 そのひと言で面接官はあきれてます
第3章 そのひと言で面接官はイライラしてます
第4章 そのひと言で面接官はうんざりしてます
第5章 そのひと言で面接官に嫌われます
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