【人生を変えたい時に】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447978330X
『嫌われる勇気』『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』…今年は、「勇気」をテーマにした本がよく売れました。
※参考:『嫌われる勇気』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478025819
※参考:『臆病な僕でも勇者になれた七つの教え』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763135112
なかでも『嫌われる勇気』には、1000件以上のアマゾンカスタマーレビューがついており、読者の関心の強さがうかがえます。
従来の価値観が通用しない。時代が大きく変わろうとしている。
世界的ベストセラーとなった『人生がときめく片づけの魔法』はじめ、何かを捨てる本や、『家族という病』など、これまでの価値観に疑問を呈する本もよく動きました。
※参考:『人生がときめく片づけの魔法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763131206
※参考:『家族という病』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344983769
新しい時代を迎えるにあたり、われわれはどうやって新しい価値観を学んだらいいのか。
こういう場合に役立つのは、たいてい以下の2つ。
1.歴史を学ぶこと
2.外国に学ぶこと
です。
本日ご紹介するのは、フランス人ジャーナリスト、ドラ・トーザン氏が書いた、人生を見直すための話題の一冊。
著者は、ソルボンヌ大学、パリ政治学院、国連本部広報部を経て、NHKテレビ「フランス語会話」の講師も務めた才女ですが、本書には人生をどう充実させるか、主にプライベート面、人間関係のヒントが書かれています。
土井の恩師であり、セミナーのゲスト講師でもあるので紹介を躊躇したのですが、読んでみたらなるほど面白い。
徹底して自分を大切にすることで幸せになり、人にもやさしくできる。そんなフランス人の価値観が書かれています。
なかには、日本人から見たら過激な考え方もありますが、この辺は昔と比べると、だいぶ受け入れられるようになったかもしれませんね。
さっそく、ポイントをチェックして行きましょう。
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フランス語に、envie(オンヴィ やりたいこと)とen vie(オンヴィ 生きている)という単語がありますが、この2つは発音がまったく同じです。「やりたいこと」と「生きている」が同じ発音というのはすごく興味深い。やはり好きなことを存分に楽しむというのは、今を生きることにつながるのです
人を魅了するのも、男を魅了するのも、若さだけじゃないの
見栄から解放されるとラクになる
「はっきり言うこと」と「無用に人を傷つけること」とは違います
自分のことが分かると我慢しなくてよくなります。自分の好きなこと、イヤなことがわかるので、我慢してイヤなことをしなくなる。だから、嫌いな人、興味のない人とは適度に距離を置き、関わらないようにする術も身につくのです
分かろうとしても、分かり合えない人もいる。あるいは、これまで仲良くしてきたけど、価値観などが変わっていき、考え方がだんだん合わなくなってくる人もいます
人は我慢すると幸せになれない
他人に気に入られる人生ではなく、自分が気に入る人生
あなたの最大の味方は、家族でもない、パートナーでもない、友達でもない、あなた自身なのです
どんな大人たちも、一度は子どもだった。でもそのことを覚えている大人はほとんどいない。──アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
フランス人はうらやましいなんて言いません。なぜなら、ほんとうにうらやましいなんて思わないから。彼女は美人、彼女はお金持ち、彼女は結婚している。ただそれだけです
成功の80%は、最初の一歩にかかっている。──ウディ・アレン
一人でエンジョイできない人は、本当の意味で自由ではない
役割を演じ続けると自分が薄れる
ヴァカンスで自分を取り戻す
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「我慢すると幸せになれない」「他人に気に入られる人生ではなく、自分が気に入る人生」「一人でエンジョイできない人は、本当の意味で自由ではない」…。
日本人からしたら違和感のある考え方も含まれていますが、これができていないから、日本人はいま苦しいのかもしれませんね。
この週末、自分の人生を振り返る意味でも、読んでおきたい一冊です。
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『フランス人は年をとるほど美しい』ドラ・トーザン・著 大和書房
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◆目次◆
Chapter1 わがままに生きる
Chapter2 女であり続ける
Chapter3 シンプルシックに暮らす
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