2015年9月12日

『ヒットの原理』高杉康成・著 vol.4071

【ヒット商品を創る思考手順とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822251063

LINE前CEO、森川亮氏が、著書『シンプルに考える』で、「会社にとっていちばん大切なこと」をこうまとめていました。

<ヒット商品をつくり続けること。これしかありません>

※参考:『シンプルに考える』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478066345

ホンダも、ソニーも、任天堂も、最近ではガンホーやmixi、マツダも、大躍進のきっかけは一つのヒット商品でした。

やはり、ヒットはすべてを癒すのです。

そこで本日ご紹介したいのが、『ヒットの原理』。

日本屈指の高収益企業、キーエンスで数々の社内表彰を受け、本社の新商品企画立案グループに抜擢、そこで企画立案した商品が世界のデファクトスタンダードになったという著者が、そのヒットの法則を明らかにしています。

トレンドをどう捉えるか、という著者独自の視点が示されているのと、実際にヒットした商品の分析が紹介されているので、とても実践的な内容です。

トレンドを上手に他の業界・商品に転用していくやり方は、シンプルながら強力で、確かに誰でも新商品立案ができるようになると思います。

「多いモノ・コト」「変わったモノ・コト」「手間がかかっているモノ・コト」に着目し、トレンドを見抜く手法は、読者の武器になることうけあいです。

さっそく、そのやり方の一部を見て行きましょう。

———————————————–

新商品が爆発的にヒットする場合、何らかの「トレンド」という「追い風」が吹きます。例えば、最近ヒットしている「ダイソンの扇風機」「レイコップの布団クリーナー」などは、「ハイテク機械の手軽化」という追い風に乗っています

◆コンビニコーヒーヒットの背景にあった3つのトレンド
・時短トレンド
・セルフトレンド
・香りトレンド

「セルフガソリンスタンド」「セルフうどん」などが普及した「セルフトレンド」は、2000年代半ばぐらいから広がりました。このトレンドにより消費者は、「セルフ方式」に慣れ、便利さと親しみを覚え、新しいセルフ方式のサービスを違和感なく受け入れるようになってきました

アロマテラピーの市場規模は、1990年から2000年ぐらいまでは約70億円程度といわれていましたが、現在は、芳香関連商品、化粧品、入浴剤、柔軟剤などを合わせると、2500億円超の市場規模となっています。つまり香りトレンドも、2000年代から急激に拡大したトレンドなのです

◆一個入りロールケーキヒットの背景にあった3つのトレンド
・食べきりトレンド:食べきりの分量が受ける
・簡単トレンド:何でも簡単に済ませる
・車内トレンド:車の中で食べ物を食べる

◆電気ケトルヒットの背景にあった2つのニーズ
・必要な量が欲しい→「小容量トレンド」に隠れたニーズ
・早く沸かしたい→「時短トレンド」から生まれたニーズ

ヒット商品に共通しているのは、「トレンド」と「隠れたニーズ」を捉えているということ

◆ニーズの強度を測るためのチェックポイント
・頻度
・手間
・金額

◆優れたプランが備える6つの要素
1.収益性 2.客観性 3.妥当性 4.持続性
5.展開性 6.実現可能性

———————————————–

社史に残るヒット商品を作れれば、表彰社員になれるのはもちろん、一気に昇進することだってあり得ます。

もちろん、転職や起業の際にも、大きな武器となるでしょう。

下手なキャリアノウハウより、よっぼど役に立つ『ヒットの原理』。

ぜひ読んでみてください。

———————————————–

『ヒットの原理』高杉康成・著 日経BP社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822251063

————————————————-

◆目次◆

Lesson1 「あの商品、そういえば買っている」のはなぜか?
Lesson2 トレンドとニーズを捉える
Lesson3 プランを展開する
Lesson4 ダメプランを変身させる
Lesson5 エクセレントプランへの道
Lesson6 ニーズ分析を習慣化する

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー