2015年1月21日

『平常心のコツ』植西聰・著 vol.3837

【ベストセラー作家直伝。乱れた心を整える考え方とは?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4426117534

本日の一冊は、東日本大震災後に大ベストセラーとなった『折れない心をつくるたった1つの習慣』の著者、植西聰さんによる啓発書。

※参考:『折れない心をつくるたった1つの習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413019199

もはや、「心が乱れた時には植西さん」というひとつのパターンができつつありますが、確かに、行動への不安を取り除いてくれる良い言葉が並んでいます。

人に非難された時、上手くいかない時、劣等感を感じた時、株で損をした時、人間関係でつまずいた時…。

あらゆるケースに対応した『平常心のコツ』が書かれており、じつに勉強になります。

いくつか、気になった言葉を紹介しておきましょう。

・非難を受け入れてみると、「それも一理あるな」とわかってくる
・「劣っている」のではなく、「自分には他人にはない特徴がある」と考え直す
・「他人は自分のことをわかってくれないもの」という前提に立っておく
・幅のある人間関係を作ることで、心が安定する
・どんな相手であれ、言いたいことは言うほうがいい

ビジネスをやっていると、人間関係上、立場上、どうしてもすべて実践できない場面はあると思いますが、読むだけでも気持ちが晴れると思います。

ぜひチェックしてみてください。

———————————————–
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
———————————————–

平常心を保っていくことができる人は、上手くいかないことを「人のせい」にはしません。「他人が悪いから」でもなく、「自分が悪いから」でもないと考えます。「人のせいにする」のではなく、もっと現実的に「上手くいかないのは、どこに問題があるのか」ということを考えます

自分の弱さに素直でいるから、心が安らぐ

「損を取り返してやる」と考えない

心身のバランスを崩して、うつ病になってしまう人には、性格的に共通した特徴があると言います。それは次の三点です。
・生まじめで誠実
・責任感が強い
・周りの評価を気にする

必ずしも「距離感をもったつきあい」=「冷たい関係」ではない

「他人は自分のことをわかってくれないもの」という前提に立っておく

幅のある人間関係を作ることで、心が安定する

どんな相手であれ、言いたいことは言うほうがいい

現実には「好意でしたことが、相手にとって迷惑になることもある」ということを人生の予備知識として持っておくほうがいい

人は批判されながら成長していく

「~たくない」思考から「~たっていい」思考で生きていく

「時には、逃げ出してしまうのも悪くはない」と考える

忙しい人ほど、一人になれる時間を大切にするほうがいい

古代中国の思想家、孟子の言葉に、「恒産なくして恒心なし」というものがあります。「安定した収入を得られる仕事なしに、揺らぐことのない安定した心の状態は得られない」という意味です

人を頼ることに罪悪感を持たない

「イジメられた経験があるから、人にやさしくなれた」と考える

「ありがとう」と言ってくれる人だけに意識を向ける

————————————————

『平常心のコツ』植西聰・著 自由国民社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4426117534

————————————————-

◆目次◆

第1章 他人の言葉に惑わされない
第2章 クヨクヨしないで生きていく
第3章 鈍感に生きていくほうが幸せになれる
第4章 自分の弱さに素直でいるから、心が安らぐ
第5章 「どうにかなるさ」と楽観的でいる
第6章 「人は人、自分は自分」の関係で人とつきあう
第7章 成り行きに任せるほうが、いい結果が出る
第8章 心を癒す方法を持っておくから持続力がつく
第9章 バランスよく生きることを心がける

この書評に関連度が高い書評

この書籍に関するTwitterでのコメント

同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)

NEWS

RSS

お知らせはまだありません。

過去のアーカイブ

カレンダー