【「真心を込める」はなぜダメなのか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761270578
本日の一冊は、行動科学マネジメントの第一人者、石田淳さんのベストセラー『教える技術』の待望のマンガ版。
※参考:『教える技術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761267550
なぜマンガが待望なのかというと、上司/部下のやり取りや教育、マネジメントに関しては、実際のやり取りがわかった方が、ノウハウを活用しやすいため。
その点本書は、ベストセラー『教える技術』のエッセンスを、マンガでも活字でもきちんと網羅し、実際の活用法を教えてくれるため、マネジャーには重宝する内容です。
本人の人格や性格、気合いではなく、あくまで望ましい「行動」を取ってもらうよう動機づける。そのノウハウが書かれているのです。
・成果を上げている人の行動を細かく観察し「成果につながる行動」を見つける
・見つけ出した行動をチェックリストにする
・「知識」のチェックは、一問一答形式のテストが最適
・「真心を込める」ではダメ「商品は必ず両手で渡す」のように具体化
この他、意外と役に立ったのは、「中途社員指導のポイント」。
これを知っていると、中途社員の指導がぐっとラクになりそうですね。
◆中途社員指導のポイント
1.「知っていること/知らないこと」「できること/できないこと」を、割り出す!
2.やらなくてもいいこと、劣後順位を決める
3.相談相手としてさまざまな場面で意見を求める
マンガでさらりと読めるので、ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ビジネスの結果はすべて社員のそれぞれの「行動の集積」によるものです ですから結果を変えるために「行動」を変える必要があるんです
「教える」ということは結果を出すために望ましい行動を身につけさせることなんです
かつての私は社員たちに具体的な仕事のやり方を一切教えることなく、ただ数字目標を課すだけでした。そして達成できない社員がいれば、「根性が足りないからだ!」「何としても、やり遂げろ!」と怒鳴りつける……。まさに“ダメな上司”の典型ですよね
「理解している」ということと、「仕事が実践できる」ということには大きな隔たりがある
成果を上げている人の行動を細かく観察し「成果につながる行動」を見つけること
見つけ出した行動をチェックリストにして同じ行動を他のスタッフもできるようにすれば成果が上がる可能性が高まります
一度、確認事項をまとめておけば 新しい人が入ってきたときにはそのまま活用できるので 長い目で見れば効率的ですし 有効なものです
◆中途社員指導のポイント
1.「知っていること/知らないこと」「できること/できないこと」を、割り出す!
2.やらなくてもいいこと、劣後順位を決める
3.相談相手としてさまざまな場面で意見を求める
「知識」のチェックは、一問一答形式のテストが最適
部下とフランクに話をして「仕事を通じて何を得たいのか」「人生における目標は?」「なぜ今の仕事や会社を選んだのか」といったことに対する思いを引き出してください
「真心を込める」ではダメです 「商品は必ず両手で渡す」のように具体化していきましょう
あくまで「行動」についてほめればいい
メジャーメント(行動回数を数えること)を行う際には求める結果に直結する「行動」をピックアップすることがとても大切
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『マンガでよくわかる教える技術』石田淳・著 temoko・作画 かんき出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761270578
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◆目次◆
主な登場人物
はじめに
Prologue 行動科学で「教える技術」とは?
Chapter1 「教える」とはどういうことか?
Chapter2 どう伝えればいいのか?
Chapter3 ほめることが人を成長させる
Chapter4 継続するために
Epilogue 教える技術は最高のワザ
おわりに
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