【注目】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041019192
本日の一冊は、「世界最強企業」GEが誇るリーダー育成機関、通称「クロトンビル」で、上級経営幹部に教えていたという著者が、「仕事の基本」とキャリア形成のポイント、リーダーシップについてまとめた、注目の一冊です。
期待しているようなクロトンビルの研修プログラムが出てくるわけではありませんが、日本人で唯一「クロトンビル」でリーダーシップ研修を任されたという著者が、GE流の仕事術、そして自身が考えるキャリア形成の秘訣を述べています。
まずは、仕事術のポイントから。
・やるべきことが一〇項目あったら、下から七つは手を付けてはいけない
・「給料の六%」を自分に投資する
・まず、先輩社員を「完全コピー」する
・目標に到達するためのステップを設定する
日本人の気質だとなかなか受け入れられない教訓も出てきますが、確かに外資系企業だとこの考え方の方がうまくいくかもしれません。
プレゼンテーションのコツなども紹介されており、勉強になりました。
◆プレゼンテーションのメッセージは三つで構成する
・問題や課題の客観的な現状とその分析(Problem)
・問題や課題に対する解決策(Solution)
・解決策を実施した場合に想定される効果(Impact)
GEの中枢を担う上級経営幹部が学ぶという「クロトンビル」。そこで上級経営幹部に教えていた著者が書く、キャリア&自己啓発書です。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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メディアからの「ウェルチさん、あなたはなぜ二十世紀最高の経営者と言われるようになれたのですか」という質問に対して、ウェルチ氏はたった一言、「Self-awareness」(自己に対する気付き)と答えた
関心を引き続けるには、刑事コロンボや古畑任三郎みたいに最初に犯人を教えるのです。そして謎解きを物語としてプレゼンする
◆プレゼンテーションのメッセージは三つで構成する
・問題や課題の客観的な現状とその分析(Problem)
・問題や課題に対する解決策(Solution)
・解決策を実施した場合に想定される効果(Impact)
「私はこれが問題だと思います」ではなく、聴衆に対して「皆さん、こうした問題で困っていませんか」と問いかける。あるいは「もし、これだけの投資でこのくらいのリターンが得られるとしたらどうしますか」などと言ったほうが、あなたのプレゼンテーションに対して関心を持ってもらえます
◆AMO理論
P=f(A,M,O) 業績=能力×モチベーション×機会
やるべきことが一〇項目あったら、下から七つは手を付けてはいけない
意思決定に影響を与える要素には、この「(1)衝動抑制」のほかに「(2)問題解決能力」(Problem Solving)と「(3)現実吟味能力」(Reality Testing)の二つがあります
「給料の六%」を自分に投資する
人の成長を大きく促すきっかけとなる要因としては、さまざまな国内外の調査結果から、大きく三つあるということが分かっています。「仕事を通じた経験」「重要な他者との出会い」、そして「研修のような学習機会」の三つです。そして調査結果から分かっていることは、それらの比率が「七対二対一」であることです
まず、先輩社員を「完全コピー」する
すぐ会社を出て行ける「ドア際族」になる
ジャック・ウェルチ氏はこう言っています。
「Control your destiny, or someone else will.」
目標に到達するためのステップを設定する
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『世界最高のリーダー育成機関で幹部候補だけに教えられている仕事の基本』田口力・著 角川書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041019192
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◆目次◆
序章 誰もが今より「自分を進化」させられる
1章 「Self‐awarenessがすべて」──自分を「知る」
2章 「最初の六〇秒で結論を見せる」──自分を「伝える」
3章 「費用対効果の高い意思決定を」──自分で「考える」
4章 「学ぶことをやめたら、会社を去れ」──自分を「鍛える」
5章 「GEでは七割オッケーならゴーです」──自分を「変える」
6章 「自分の運命は、自分でコントロールしなさい」──自分を「導く」
7章 「全社員がリーダーであることを望みます」──他者を「導く」
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