【視覚マーケティング本、待望の続編】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373773
本日の一冊は、代理店および制作会社にて三菱電機、日清食品、服部セイコーなどの大手を担当、独立後は「視覚マーケティング」のコンセプトをいち早く打ち出し、有名になったウジトモコさんによる視覚マーケティング戦略の本。
ビジュアル主体のSNSが出てきている今、ビジネスにおけるビジュアルの有効性は高まる一方ですが、残念ながらビジネスパーソンがビジュアルの活用法を知っているとは到底言えない状況です。
そこでおすすめしたいのが、本日ご紹介する『視覚マーケティング戦略』。
著者が理論と実体験から学んだ、売れるパッケージデザインの法則、クラス感を上げるためのデザイン、長く続くブランド作りの秘訣などを、惜しげもなく公開しています。
事例やビジュアルはゆる~く出ているだけですが、ビジネスパーソン向けの入門書としては、かえって肩肘張らずに済んで良いかもしれません。
ビジュアル初心者にとっては、以下の「やってはいけない」が参考になるでしょう。
◆デザインのこれだけはやってはいけない
・詰め込みすぎてはいけない
・文字を変形させてはいけない
・パクってはいけない
・タダで済ませようと思ってはいけない
・ワンパターンではいけない
・相手不在のデザインをしてはいけない
・目的を不明快なままにしておいてはいけない
自社商品のブランドやデザイン、会社自体のブランドを上げたいと考える方は、ぜひ読んでみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆slideshare(http://www.slideshare.net/)の記事から
・写真つきの投稿は、ファンとの相互交流を39%向上させる
・写真つきの投稿は、最もエンゲージメントの高い投稿の93%を占める
・写真つきの投稿は、「いいね!」獲得数を53%向上させる
・写真つきの投稿は、コメント獲得数を104%向上させる
・写真つきの投稿は、リンクのCTR(クリック率)を84%高める
結婚式で参列者は基本的には「白いドレス」などは着ることができないルールとなっています。ある空間において、中間色かモノトーンあるいはカラフルな色の服を身に着けた人々の中にたった一人、白い衣装の人がいればそれはとても際立つという視覚の原理原則に叶っています
「スムージー」と「生ジュース」の原料や製造過程はほぼ同じであるにもかかわらず、ユーザーにとっての価値が異なるため、存在としてのイメージまでもが異なっているのです
ブランド力を打ち出す際に失敗しない一番良い方法は、自社のブランドとセットで「新しいカテゴリ(市場)」を生み出すことです
◆ブランディングの7つの基本
1.アイデンティティの再定義……ブランドの本質や根源を知る
2.企画・コンセプト(ビジュアルアイデアなどを含む)……目的を定める
3.独自性……強みを知る
4.表現方法の選択……クオリティとトレンドを最適化する
5.ガイドラインの設置……決まりや関係性を可視化する
6.拡張性……事業拡大のイメージをあらかじめ持っておく
7.サスティナビリティ……続けられる仕組みをつくる
◆ゴジラ
ストーリーやデザインはその時々に変化していきますが、時代を越えて語り継がれ、怪獣という「記号」の典型にもなった
伝えたい強みをひとつに絞る
階級をビジュアル化することによってモチベーションをあげることができます
担当者の多くが、パンフレットにもウェブにも「すべての商品をまんべんなく入れる」ことをゴールにしてしまいがち
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『視覚マーケティング戦略』ウジトモコ・著 クロスメディア・パブリッシング
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4844373773
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◆目次◆
1.視覚を制するものはビジネスを制する
2.商品力・サービス力をあげる
3.ブランドを育てる
4.売り上げをあげる
5.顧客満足度をあげる
6.魅力的に見せる
7.人を動かす
8.デザインをはじめる前に
9.つい開きたくなる表紙デザイン
10.伝わりやすい資料のレイアウト
11.カラーの配色センスを身につける
12.写真をキレイに見せるテクニック
13.デザインセンスを磨く生活習慣
巻末付録 デザインのこれだけはやってはいけない
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