【芸能レポーター歴28年の秘密ノウハウ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478027552
本日の一冊は、元新聞記者で芸能リポーター歴28年の大ベテラン、井上公造さんによる、相手の「本音」を聞き出す技術。
土井の師匠も、タレントインタビューのプロでしたが、やはり著者同様、特殊な能力を持っていて、一瞬で打ち解け、相手の本音を聞き出せる人でした。
下積み時代は、師匠のインタビューテープを聴き、「こうやって相手をノセるのか」「こうやって切り出すのか」と、いちいち感銘を受けたものです。
本書には、著者が有効と考える「共通の話題(「趣味」「場所」「過去」)」や、嘘を見抜く方法、感情を吐き出させる方法、意外な切り口から本音を聞き出す方法が書かれており、目からウロコの連続です。
仕事相手や部下がこのテクニックを使ったら……と思うとゾッとしますが、それぐらいインパクトがあるノウハウです。
ビジネスマンの心構えとしても、
・30分前行動で、得られる情報は増える
・年下でも「◯◯さん」と呼ぶ
・情報を出し惜しみせず、“先出し”じゃんけんする
など、勉強になる話が数多く載せられています。
──28年間で10万人の取材。
そんなベテランが現場で学んだノウハウが一冊に詰まった、となれば、読まないわけにはいきません。
ぜひチェックしていただきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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新聞記者となった僕がデスクから最初に教わったのは、「喜怒哀楽を聞いてこい!」ということでした
◆3つの共通項:「趣味」「場所」「過去」
30分前行動で、得られる情報は増える
(約束の時間前のヒアリングが自分だけの情報をつくる)
年下でも「◯◯さん」と呼ぶ
時間が許すかぎりはなるべく最後まで帰らないようにしています。
なぜかって……? 人とは残酷な生きもので、いなくなった人の悪口を言うことが最高の「酒の肴」となるんです
相手の発言が怪しいと感じた場合、具体的な質問を投げかけてみてください。“数秒の間”に出合えるはずです。その一方で、相手の胸の内を理解するのも大事です。逃げ道をつくってあげるのも聞く人の技量です
具体的なことを聞くというのは、自分の一生懸命さや誠意を伝える意味でもアピール度が高い
「恋人はいますか?」ではなく、「恋人なんていませんよね?」
大事なのはお互いが敷居を低くして向き合える環境をつくること
情報を出し惜しみせず、“先出し”じゃんけんする
人は「あなただけ」に弱い
トラブルに遭遇したとき、他人にその悩みを相談できない人がいます。例えば、不具合がある商品を購入してクレームを言えず、我慢してしまう人は少なくありません。そんな人たちの心のコップに、水(感情)を注ぎ足す作業をしていくと、「実は◯◯だったんですよ」と滔々と話しだすんです
「気になる女性を誘ってランチに行きたいんですけど、どこがいいと思いますか?」「男性の先輩にプレゼントを贈ろうと思うんですけど、何がいいと思いますか?」──日常にあふれている何気ないやりとりですが、その答えには相談を受けた側の本音がたくさん隠されています
相手の本音を引き出したいのなら、答えを急かさずに待ちましょう
「何でも」と言う人との間に先の進展はない
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『一瞬で「本音」を聞き出す技術』井上公造・著 ダイヤモンド社
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◆目次◆
序章 なぜ、僕は人が知らない情報を集められるのか?
第1章 心の距離がすぐに近づく「本音」を引き出すための7つの基本
第2章 相手の考えが面白いほど読めてくる会話術
第3章 相手に気付かれないままサクサク聞き出す心理術
第4章 どんな状況でも力を発揮する雑談テクニック
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