2014年6月17日

『「レジリエンス」の鍛え方』久世浩司・著 vol.3619

【心を強くする方法】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/440845494X

本日の一冊は、最近、メディアに取り上げられ始めた「レジリエンス」(逆境に適応する精神力)について、ポジティブサイコロジースクール代表の久世浩司さんがまとめた一冊。

著者は、かつてP&Gの化粧品事業のマーケティング責任者として活躍し、レジリエンスの専門家へと転じた人物。

本書では、ポジティブ心理学の知見とさまざまな研究成果を元に、どうすれば、逆境に負けないしなやかさ、したたかさを身につけられるか、具体的な方法論を提示しています。

たとえば、レジリエンスを身につけるために重要な「自己効力感」。

本書では、この自己効力感を養うための4つの方法について言及されています。

◆自己効力感を養う四つの方法
・実際に行い成功体験を持つこと(直接的達成体験)→「実体験」
・うまくいっている他人の行動を観察すること(代理体験)→「お手本」
・他者からの説得的な暗示を受けること(言語的説得)→「励まし」
・高揚感を体験すること(生理的・情動的喚起)→「ムード」

また、レジリエンスのある人の特徴として、「強み」が挙げられていたのが印象的でした。

◆レジリエンスのある人の特徴
・自分の強みは何かを把握している
・自分の強みを平時から磨いている
・自分の強みを有事に活かすことができる

変化の激しい時代、ビジネスマンに求められるのは、失敗してもくじけない心の強さ。

「レジリエンス」を身につけたい方は、ぜひ一読をおすすめします。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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行動回避の癖のある人は幸せになれない

◆自己効力感を養う四つの方法
・実際に行い成功体験を持つこと(直接的達成体験)→「実体験」
・うまくいっている他人の行動を観察すること(代理体験)→「お手本」
・他者からの説得的な暗示を受けること(言語的説得)→「励まし」
・高揚感を体験すること(生理的・情動的喚起)→「ムード」

手紙による「励まし」は長期に渡る効果がある

◆レジリエンスのある人の特徴
・自分の強みは何かを把握している
・自分の強みを平時から磨いている
・自分の強みを有事に活かすことができる

ある調査によると、恋人や家族と親密な関係のある学生は、高成績で学校生活の充実度も高いことがわかっています。人との強いつながりを有する人は、病気からの回復も早く、長生きさえもする。ある調査では、家族や近隣と良い関係を保ちサポートされることで、孤独な環境に住む人よりも平均七年も長生きすることがわかりました

レジリエンスを養うためにも、時間のあるときに自分にとってのVIP、つまり「大切な人」をリストアップすることをおすすめします

どうすれば人の心の支えになれるのか。シンプルでありながら、効果の高い方法があります。それは「声かけ」です

「自分には何も残されていない」と失ったものばかり指折り数えているときには感謝の感情は生まれてきません。不幸、不満、不安などのネガティブ感情が渦巻くばかりです。しかしすべてが失われたわけではなく、自分には貴重な何かが残されていると気づいた瞬間に感謝の感情は生まれます

もともと「コーリング」という言葉には「天職」「天から与えられた役目」という宗教的意味がありました(中略)「コーリング」タイプは、仕事に、また人生に対して前向きで高い満足を感じていることが調査の結果わかっています

「クゼさん、私は世界中の人々に役に立つ意義のある仕事をするために陸軍に入りました。ただ米国がベトナム戦争に突入した後に、考えが少し変わりました。その使命を果たすには、軍以外の道もあるのではないかと模索するようになったのです。そこで出会ったのがP&Gという会社でした。世界的に事業を展開する消費財企業であれば、新たな形で世界の人々の生活の質を向上するという有意義な仕事に貢献できると確信を持ったのです」(ボブ・マクドナルド)

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『「レジリエンス」の鍛え方』久世浩司・著 実業之日本社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/440845494X

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◆目次◆

はじめに~世界のエリートたちが成果をあげ続けるために必要な能力とは?~
序章 レジリエンスを学ぶ前に
第一章 第一の技術 ネガティブ感情の悪循環から脱出する!
第二章 第二の技術 役に立たない「思いこみ」をてなずける
第三章 第三の技術 「やればできる!」という自信を科学的に身につける
第四章 第四の技術 自分の「強み」を活かす
第五章 第五の技術 こころの支えとなる「サポーター」をつくる
第六章 第六の技術 「感謝」のポジティブ感情を高める
第七章 第七の技術 痛い体験から意味を学ぶ
おわりに~二〇二〇年に向けて新しいことに挑戦しよう~

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