2013年9月12日

『がんばった分だけ認められる女子の仕事術』千葉のり子・著 vol.3341

【ありそうでなかった斬新な一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534051115

本日の一冊は、働く女性に限定した仕事術、それも極めてベーシックなものにフォーカスした、ありそうでなかった一冊。

男性優位で築かれた企業ルールのなかでも、女性が戸惑いがちなもの、間違って地雷を踏んでしまいがちなものにフォーカスして、男社会のルールを丁寧に解説しています。

上司を親や先生と考えるのではなく、「クライアント」と考える、どんな場合でも手ぶらで相談するのはNG、上下関係の秩序を守り、根回しを怠らない…。

ともすると、男性でもやってしまいがちな「NG」を、詳しく解説してくれる、サラリーマン、OLの基本書です。

書いたのは、新卒でカシオ計算機株式会社に入社し、女性初の設計エンジニアとして腕時計の設計を担当した千葉のり子さん。どうやらあの「Baby-G」の企画にも携わっているようです。

本書には、生真面目なキャリアウーマンに向けて、上手な心の持ちよう、手の抜き方、効率の良い働き方を解説しており、男社会で疲弊したキャリア女性には、おすすめの内容です。

以下に記すように、日々の仕事のちょっとしたTipsが入っているのも、便利だと思います。

・頻繁に送るメールは、テンプレートをつくっておく
・プレゼン資料は、ワードまたはパワーポイントのテンプレートをつくっておく
・計算が複雑な資料は、エクセルのマクロや関数を組み込んで自動化し、手入力を減らす

男性が読んだ場合、若干物足りない部分があるかもしれませんが、もし女性部下が悩んでいたら、本書の内容が、解決のヒントになるかもしれません。

働く女性とその上司に、ぜひおすすめしたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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どのような場合であれ、手ぶらで相談に行くのはNGです。相談をするときには、必ず自分の考えを用意するようにしましょう

上司は「クライアント」だと考える

会話の内容を最後に要約して確認する

悪い報告こそ、ひとりで抱え込まない

ビジネスコミュニケーションの基本はロジカルであることです。最初に結論を切り出し、その後に理由や根拠を続けて述べる

「理由」の伝え方ですが、「○○の観点から考えると」と切り出すのが簡単で、また相手に意図が伝わりやすいのでおすすめ

組織のなかでは、自分の立場では解決しようがないこともある

仕事のできる人にとっては、“会議前の根回し”は常識

ときには、「男性発の意見」に見せてしまうのも賢いやり方

“上下関係の秩序”を忠実に守ること

「上司に叱られないかどうか」が、多くの人の判断基準、最優先事項

組織のなかで円滑に仕事を進めるためには、相手の権限を理解し、尊重することがとても大切

「上の威光」は“奥の手”としてとっておく

メールのやりとりのみで返信モレを防ぎたいときには、数あるメールのなかでも「優先的に返信するメール」として扱われるよう、相手の一段階偉い人(直属の上司)にも「Cc」でメールを送るとよい

議事録には、基本的な情報である「表題」「作成日」「日時」「場所」「出席者」「議事録作成者」を冒頭に入れます。そのほかに必要なのは、「期限(いつまでに)、担当(誰が)、内容(何をする)」の3つだけです

・頻繁に送るメールは、テンプレートをつくっておく
・プレゼン資料は、ワードまたはパワーポイントのテンプレートをつくっておく
・計算が複雑な資料は、エクセルのマクロや関数を組み込んで自動化し、手入力を減らす

「上司が一目置く人」にアドバイスをもらっておく

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『がんばった分だけ認められる女子の仕事術』千葉のり子・著 日本実業出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534051115

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◆目次◆

Prologue 働く女子の“がんばり”を空回りさせないために
Part1 コミュニケーションのルール
Part2 会議・打ち合わせのルール
Part3 組織・チームのルール
Part4 メール・文書のルール
Part5 時間管理のルール
Part6 企画のルール
Part7 キャリアのルール
付録 働く女子の応援サイト♪
Epilogue 働く女子がもっと輝くお守りとして

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