【頼れる部下の条件。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763133020
本日の一冊は、ゲーム会社のアトラス、「THE BODY SHOP Japan」を運営する株式会社イオンフォレスト、スターバックスコーヒージャパンなどで代表を務めた岩田松雄さんのベストセラー『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』
の待望の部下編。
※参考:『「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763132504
ビジネスマンが幸せなキャリアを実現するために、「裁量権」は決して欠かせない要素ですが、本書はまさにこの「裁量権」のもととなる「信頼」を得るための心構え集。
上司は部下のどんなところを見ているのか、何を重視し、どんなふうに評価するのか、上司の立場から率直なところが書かれています。
高い評価を受けたいと思うなら、出世を諦めたくないなら、まず以下の行動は慎むのが無難でしょう。
・ダラダラ残業する
・「やらされ顔」で引き受ける
逆に、こういう行動は、評価される対象になります。
・いい話なのか、悪い話なのか、最初に言う
・メールを受け取ったら、到着確認メールを送る
・事実やデータを積み上げて上司に伝える
・上司が大事にしていることに、フォーカスする
・突発事態などが起きて、誰の仕事かわからないようなものが発生したときに、「私がやります」と言ってくれる
これまでの著作とネタが重複していることもあり、新鮮味は欠けますが、岩田氏の著作を初めて読む人にとっては、勉強になる一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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惚れた人のために、一所懸命頑張ろうと考える
許せない失敗、心配な失敗もあります。それは、ずるいことをやろうとしたり、だまそうと嘘をついたり、手を抜いたりしようとすること。お客様を軽視したり、粗末に扱ったり、誰かのせいにしようとしたり。こういうことがきっかけで失敗したら、信頼は地に落ちてしまいます
いい話なのか、悪い話なのか、最初に言う
メールを受け取ったら、到着確認メールを送る
お客様の声は、上司でも否定できない
何か伝えることがあるときには、事実やデータを積み上げて上司に伝える。この意識を持っている部下は、信頼ができる
ダラダラ残業する人は、仕事のできない人
さまざまな取引先がある中で、ファーストコールがもらえるほどの信頼関係が、お客様とできているか。それは、部下の仕事力を知る重要な情報のひとつ
同僚と情報共有するための報告書を、時に指示されなくても作ってみる。あるいは、作る前提で訪問や出張に行く。これは、仕事レベルを一段上げてくれると思います
「やらされ顔」で引き受けてはいけない
上司にとってありがたいのが、突発事態などが起きて、誰の仕事かわからないようなものが発生したときに、「私がやります」と言ってくれる人です
ルールや仕組み、もっといえば、インフォーマルなシステムを、よく理解しておかないといけない
上司が求めていないことをしても、実は意味がないわけです。上司が大事にしていることに、フォーカスすればいい
いい話はみんなの前。悪い話や難しい話はこっそりと
できるだけ私利私欲で行動しない。世の中や誰かのために頑張る。それが、結果的に多くの人を結びつけることになったり、動かしたりすることにつながる。実はそれは、結果的に、あなたの喜びになるのです
どんな人を選ぶのか。端的にいえば、その企業の価値観をしっかり持った人です
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『「君にまかせたい」と言われる部下になる51の考え方』
岩田松雄・著 サンマーク出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4763133020
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◆目次◆
第1章 部下は、従順でなくてもかまわない
第2章 部下は、“過剰サービス”から始めなさい
第3章 部下は、完璧な仕事が求められるとは限らない
第4章 部下は、背伸びや無理をする必要はない
第5章 部下は、上司をコントロールしてもかまわない
第6章 部下は、よく読み、よく学ぶべきである
第7章 部下は、まず人間性をこそ高めなさい
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