【人生を改善しよう】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484131064
本日の一冊は、100万部を超えたリチャード・コッチのベストセラー『人生を変える80対20の法則』のエッセンスを、プライベートライフに活かそうというコンセプト。
※参考:『人生を変える80対20の法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484111098
「80対20の法則」というのは、20%(少数)が80%の成果を握っているという経験則を指し、本書でも、この法則が当てはまるたくさんの事例が紹介されています。
カセット・プレーヤーからアンプとスピーカーを省いて、どこでも音楽が聴ける夢の道具となったソニーのウォークマン、マティーニの量を減らして極上のカクテルになった、ドライ・マティーニなど、興味深い事例が並んでいます。
通常の本は、読めば読むほどやるべきことが増えるのですが、本書の場合は、やめるべきことが増えるのが特長。
「何をやめるか」を決めるのは戦略の要諦ですが、人生の戦略も、何をやめるかを決めることでうまく行くのだと思います。
「80対20の法則」を使ったアドバイスは、以下の通り。
・「やるべきこと」のリストを捨てて、「やめるべきこと」のリストをつくろう
・強みの二〇パーセントに絞る
・未知のものを目指す必要はない。シンプルに考えて、今までの経験のなかで充実した部分に絞ればいいのだ
仕事のことから、家庭のことまで、幅広く個人の生活を論じた一冊。より充実したプライベートライフのために、ぜひ読んでおきたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ソニーの傑作、ウォークマンは、カセット・プレーヤーからアンプとスピーカーを省いて、どこでも音楽が聴ける夢の道具となった。ドライ・マティーニは、マティーニの量を減らして極上のカクテルになった
女優のエイミー・ハリスは、いみじくも言っている。「尼僧は流行を追う必要はない」のだ。一度に、多くの人や多くのモノを大切にすることはできない。多くの人やモノに誠実になることはできない
人はお金を得るため、時間を切り売りするが、じつは「人生のエネルギー」を売っているのだ
クレジット・カードの借金を返済する以上に、いい投資はない
効用がほとんど変わらないなら、安い方を買う。二年物の中古車は、新車の六〇パーセントのコストで、九五パーセントの効用が得られる
ネット上の人間関係が多く、ネットの利用時間が多いほど、孤独感が深まり、憂鬱になる傾向があった
人間関係の満足度の八〇パーセントは、ほぼ確実に、二〇パーセント以下の人間関係によってもたらされる
親密な関係になるには、相手に頼り、相手にも頼ってもらうことだ
何を見るべきかをわかっていなければ、重要な情報を見失う
幸せな家庭では、いつでも両親が見守り、時間を割いてくれる
エピクロスたちは、自由を重んじた。嫌なことをしなくてすむように、共同体をつくった
エピクロスはこう言っている。「贅沢な食べ物や飲み物があっても、危険のない健康な生活を送れるわけではない。度を超えた富は、溢れる水とおなじで無駄と考えるべきだ」
AOLの利用者を対象に、「あといくら年収が増えればお金の心配がなくなるか」という意識調査が行なわれた。その結果、年収一〇万ドル以上の人たちの方が、四万ドル未満の人たちよりも、はるかに多くの額を欲しがっていることが明らかになった
やることを増やさなくていい。減らすのだ。未知のものを目指す必要はない。シンプルに考えて、今までの経験のなかで充実した部分に絞ればいいのだ
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『楽して幸福を手に入れる80対20の法則 生活実践編』
リチャード・コッチ・著 阪急コミュニケーションズ
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◆目次◆
第1部 はじめに
第1章 大きな考え方
第2章 労力は少なく、成果は多く
第3章 時間はわが手に
第2部 生活そして人生に生かす八〇対二〇の法則
第4章 強みの二〇パーセントに絞る
第5章 仕事と成功を楽しむ
第6章 お金の謎を解く
第7章 八〇対二〇方式の人間関係
第8章 すばらしきシンプル人生
第3部 実現に向けて
第9章 節約型のポジティブな行動パワー
第10章 八〇対二〇方式の幸せ計画
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