2012年12月26日

『BQ 次代を生き抜く新しい能力』林野宏・著 vol.3081

【なぜ頭が良くても稼げない人がいるのか?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833420309

「ビジネスセンスって何だろうね?」

今日、ちょうどスタッフとそんなことを話していたら、いい本
が見つかりました。

著者は、クレディセゾン社長の林野宏(りんのひろし)氏。

一日中、音楽だけを流すラジオ局として「J-WAVE」のコンセプトを考え、クレジットカードのビジネスでは、「サインレス」や「永久不滅ポイント」など業界初の試みを成功させた人物です。

本書で述べられている「BQ」は、これまでに提唱されてきたIQ、EQ、SQの概念を統合したもので、Business Quotientの略。

公式で言うと、BQ=IQ×EQ×SQとなるようです。

著者によれば、IQ(知性)が力を発揮するのは「問題に対して必ず答えが存在する予定調和の世界」。

また、ビジネスのパイが拡大しているうちは有効だったEQ(人間性)も、それだけでは通用しない時代になっているとの認識です。

最後のSQ(感性)は、変化を察知し、時代を先取りするための武器ですが、BQは、これら3つを統合するものです。

本書では、このBQを鍛えるためにどうするべきか、著者の見解が示されているわけですが、これがなかなか面白い。

経験記憶のネットワークが形成されるピークである18~27歳までにアタマを鍛えること、強引にでも実績を作ること、身を切るリスクがある遊びをやること、教養を高めること…。

現在の消費社会が感性重視になっていることも併せて解説しており、キャリアアップのヒントとなる一冊です。

著者によると、<いま消費社会に起きているのは、「モノからコトへ」、「サービス化」というパラダイムシフト>。

新しい時代のメインプレイヤーとなるためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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いま社会が求めているのは、性能が優れたものや便利なものではなく、感性に訴えかけてくるものです

企画を認めてもらうためには、何かしらのサプライズが必要

どこかに遊びに行って「楽しかったね」だけで終わる人は見込みがない。楽しい思い出と一緒に何かしらのビジネスのタネを持ち帰ってくるかどうか。それがBQの高い人とそうでない人の違い

経験記憶同士をつなぐシナプスと呼ばれる神経細胞のネットワークができるのは、一八~二七歳がピーク

問題は、いっけん魅力的でない仕事にどうやって夢中になるかです。手っ取り早いのは、強引にでも実績をつくることです

リスクのある環境に身を置いてこそ、BQを高めることができる

感性の肥やしになるのは、教養、あるいは雑学に分類される知識

わかったふりをしないこと

あらゆるものをタブー視しないこと

大きく増えた支出は「通信費」で、五一・八%増。これはケータイやスマホ、ブロードバンドの普及の影響が大きいと考えられます。他に増えているのは、「保険・医療」(二七・八%増)、「住居・電気・ガス・水道」(一五・二%増)、「外食・宿泊」(九・五%増)、「交通」(六・〇%増)。全体としては、レジャー関連や知的欲求を満たす支出項目が増加傾向にある

いま消費社会に起きているのは、「モノからコトへ」、「サービス化」というパラダイムシフトです

リーダーに求められるBQは、若いころから「もし自分が上司なら」と一~二段上の目線で仕事を見続けて、徐々に培われていくもの

時代の先端にいる人とは、未来を的確に予測できる賢人ではなく、波の先端に乗って自分の想像を柔軟に修正していける人

大きな夢や目標は、社員やメンバーにとって現実感のあるレベルまで細かくして数字で示す。それが、みんなをやる気にさせるコツです

優秀なリーダーは、負ける勝負には手を出さない

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『BQ 次代を生き抜く新しい能力』林野宏・著 プレジデント社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833420309

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◆目次◆

まえがき 絶滅寸前のホワイトカラー
第1章 「BQ」でビジネスが変わる
第2章 BQとは何か
第3章 BQはいまからでも伸びる!
第4章 なぜこれからの日本でBQが必要なのか
第5章 BQで革新型リーダーを目指せ
第6章 BQ対談~林野宏VS藤田晋
コラム
あとがき

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