【出張の多いビジネスマンのための雑学】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413095189
いろいろと迷ったのですが、本日はちょっとゆるめの雑学本を紹介します。
出張の多いビジネスパーソンには、きっと重宝する、その名も『関東のしきたり関西のしきたり』です。
東京にいる方であれば、初めて大阪に行った時、「エスカレーターは右なんだ!」と驚いたことがあるはず。
大阪の方であれば、逆ですね。
(ちなみに弊社のS君によれば、広島は右左どちらもあるそうです)
本書は、こんな関東と関西の違いを、トイレットペーパーのシングルとダブル、パンの薄切り・厚切り、卵焼きの甘い・薄味など、じつにさまざまな点から比較している雑学本です。
ちなみに土井が驚いたのは、関西ではものもらいのことを「めばちこ」、月極駐車場のことを「モータープール」と呼ぶという事実。
じつは先日、関西出身の知人が「めばちこになってしまってん」というのを聞いた時、とっさに「あ~、それは大変だね」と適当に生返事をしたのですが、本書を読んで初めてその意味がわかりました。
正直、ここまで違うのかと驚いた次第です。
BBMでは珍しい、とってもゆるい雑学本ですが、関西の人も、関東の人も、読んでおいて損はない一冊だと思います。
ぜひチェックしてみてください。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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東京を中心とした関東では二枚重ねのダブルロールタイプが主流で、一方の関西ではシングルロールの方が人気が高いようだ。クリーンネットサービス株式会社の調べでも、ダブルロールを使う人の割合は関東地方が過半数の67.1%に対して近畿地方では43.9%と、大きな開きがある
全国でトイレットペーパーを最も消費している県は「沖縄県」。1カ月のトイレットペーパーの使用量は、一人につき全国平均が3.3ロールなのだが、沖縄県ではなんと倍近くの6.19ロール
関東では食パンは6、8枚切りの薄切りタイプが、関西では5枚切りの厚切りタイプが最も人気がある
東日本タイプのどん兵衛は、カツオの香りを強めにして濃口しょうゆで仕上げている。一方、西日本では、昆布が多めのだしで薄口しょうゆを使用。実際に見比べてみると、東西タイプでつゆの色もあきらかに違うようだ。また、カップ本体とフタに、東日本タイプはEASTの「E」、西日本タイプはWESTの「W」の表示が印刷されている
関東では「豚肉」を使う家庭が主流なのに対し、関西では圧倒的に「牛肉じゃが」が多い
「肉豆腐」「肉うどん」「肉野菜炒め」等、関西人は無条件で“牛肉入り”と認識。牛ではなく豚肉が使われているなら、きちんと“豚”とメニューに入れて強調しないと関西の人間は納得せず、「何や、これ。肉野菜炒めちゃうやん。“豚野菜炒め”やんけ!」などと、クレームが寄せられてしまうことも考えられるのだ
ポールウィンナーは年間約1億本も売れる伊藤ハムの人気食品だが、その約95%が関西での消費だという
関西圏では唯一、京都だけが「保証金」ではなく、関東の「敷金・礼金」方式を採用している。ただし、その額は高めに設定されていて「敷3・礼3」が相場
石油ストーブの燃料を入れる家庭用灯油ポリタンクは、東日本では赤が、西日本では青が主流
関西人に、関東のノリで「バカ」といおうものなら本気でムッとされてしまうはず
関東では「シャベル」というと、ちょっとした庭いじり用のあの小さいタイプを指し、「スコップ」は、道路工事などでも使われる本格的で大きなものをイメージする。ところが関西では、これがまったく正反対
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『関東のしきたり関西のしきたり』話題の達人倶楽部・編集 青春出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413095189
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◆目次◆
第1章 これだけはハッキリさせたい! 関東と関西の謎
第2章 うちの味が一番! おいしさ徹底対決
第3章 住んでみなくちゃわからない! 暮らしのリアル
第4章 方言だけじゃない! あっと驚く、ことばの違い
第5章 街を歩けば見えてくる! 信じられない東西ルール
第6章 同じ日本人とは思えない!? 気質の真相
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