2010年10月22日

『働く君に贈る25の言葉』佐々木常夫・著 vol.2284

【迷った時に読む本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872905008

本日の一冊は、東レ経営研究所の元社長で、ベストセラー『そうか、君は課長になったのか。』の著者でもある佐々木常夫さんによる最新刊。

※参考:『そうか、君は課長になったのか。』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872904494

自閉症の長男を持ち、肝臓病、うつ病を患った妻が3度の自殺未遂。

短時間勤務を余儀なくされながらも、同期トップで東レの取締役に就任し、東レ経営研究所の社長にもなった著者が、その仕事哲学、心構えを披露した、注目の一冊です。

<今年社会人になったばかりの甥、「遼君」(仮名)への手紙>というコンセプトは正直、なくてもよかったかなと思いますが(文体がちょっと不自然)、書かれている言葉は、いずれも心に染みるものばかりです。

・欲が磨かれて志になる
・凡を極めて、非凡に至る
・より高い制約を自らに課すこと
・自分はリーダーたりえているか

いずれも、背筋がピンとする言葉ばかりですが、実際の仕事面でも、役立つアドバイスが満載です。

・お客さまと待ち合わせをしたときには、必ず10分前にはその場に
いるようにしなさい
・上司が、君に何を期待しているのかを折に触れて聴く
・「事実は何か」を正しくつかむ

いずれもシンプルなアドバイスばかりですが、デキる人がデキない人を判断基準であることは間違いありません。

個人的には、自分の20代を思い出し、初心に帰るきっかけとなりました。

20代のビジネスパーソン、あるいは若い部下を持つマネジャーに、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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たしかに、仕事には「食べるためだけ」以上の意味があり、もっと深い喜びを与えてくれるものです。しかし、それはあくまで、自分の稼ぎで生活できるようになった人にもたらされるものです。決して、「生活のために働く」ことを軽視してはなりません

欲をもちなさい。欲が磨かれて志になる

君は人生の主人公だ。何ものにもその座を譲ってはならない

35歳にもなると、その人の「人生観」「仕事のやり方」「コミュニケーションの仕方」などの方向性が固まってきます。その人が一生かけて到達する地点は、その方向性の延長線上にあるといっていいでしょう。私はこれをその人の「成長角度」と呼んでいます。この「成長角度」の高い人が、低い人に追い抜かれることはまずありません。成長角度は、その人のもつ志によって決まります

仕事ができるかできないかは、「能力の差」よりも「仕事のやり方」(=勝利の方程式)の差が大きい

プアなイノベーションより、優れたイミテーションを

凡を極めて、非凡に至る―。これこそ、君が成長する秘訣です

誰も、自分の人生を傷つける人など大事にはしません。人は、自分を大事にしてくれる人を大事にするのです

お客さまと待ち合わせをしたときには、必ず10分前にはその場にいるようにしなさい

もし、君が成長したいと願うならば、より高い制約を自らに課すことです。上司から言われた締め切りよりも、少し早めにデッドラインを設定してみる。あるいは、同じ仕事内容であれば、前回よりも前倒しで設定するのです

仕事をしていくうえで大切なことは「事実は何か」を正しくつかむことです。ですから、「それは本当に事実か」を確認しなくてはなりません

タイムマネジメントは、時間を管理することではありません。仕事を管理することです

自立した人間とは、自分の力で環境を変えていこうとする人間

上司の悪口を言いたくなったら、少しだけ自問してほしい。自分はリーダーたりえているか、と

伸びるのは、日陰の部署で、気持ちを腐らせずにがんばってきた人

運命を引き受けなさい。それが、生きるということです

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『働く君に贈る25の言葉』佐々木常夫・著 WAVE出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872905008

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◆目次◆

第1章 自分を磨くために働く
第2章 成長角度を最大化する
第3章 仕事の要を知る
第4章 どこまでも真摯であれ
第5章 とことん自分を大切にしなさい

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