【ジェイ・エイブラハム待望の最新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408107832
昨日ご紹介した、クリス・アンダーソンの『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』は、ものすごい反響で、BBM紹介後、アマゾン総合ランキングで3位となっていました。
※参考:『フリー <無料>からお金を生みだす新戦略』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140814047/
BS11の収録で斎藤広達さん、山田真哉さんとお話していたら、やはり書き手がどれだけその本に情熱を注いで紹介しているか、その熱量は伝わるのだということ。
情熱に技術がついてきた時、初めてモノは売れるのだと、改めて感じました。
ということは、情熱も大事だけれど、それを伝える技術も大事。そこで本日は、どちらかというと、技術よりのマーケティング書をご紹介しようと思います。
著者は、アメリカの著名なマーケターである、ジェイ・エイブラハム。
セミナーを開催すれば、参加費数十万円というマーケティング界の大物が放つ、久々の新刊です。
で、肝心の内容はどうかというと、不況にあえぐ中小企業経営者に必要な考え方、そしてマーケティングテクニックを説いた比較的ベーシックな内容。
既にマーケティング書をたくさん読んでいる方には、ほどんどが既知の内容ですが、「あなた自身を市場で卓越した存在にする一五の作戦」や、一連のコピーサンプル、そして個人ブランド確立のための「卓越した人物像のサンプル」は参考になると思います。
赤ペンチェックでもピックアップした3つのコピー「“気分が最悪”のとき、医者はこうします」「あなたにとって、子どもの命は一ドルの価値がありますか」「見た目より年齢のいった女性に」は、確かに効きそうな内容です。
ぜひ読んでみてください。
————————————————————
▼ 本日の赤ペンチェック ▼
————————————————————
◆ビジネス停滞の理由トップ4
1.事業のあらゆる側面に成長思考を取り入れていない
2.成果を計測、監視、比較、数値化していない
3.綿密なマーケティング戦略や計画、具体的な業績予測を立てていない
4.適切かつ具体的な目標の立て方がわからない
たいていの人は、不景気になると、おそろしく人を裏切るような経費節減に走る。つまり、社員や知的資本といった、今の企業のほとんどが本当は一番必要としている資産を削る
私はマーケティングをこう定義している。つまり、ある市場を構成する人々に、「私たちがあなたの問題を解決し、隙間を埋め、機会や望み、目標を実現します。よそに同じことはできません」と「教える」ことに尽きる
◆あなた自身を市場で卓越した存在にする一五の作戦 ※一部紹介
3.自分の業績や価値を躊躇なく自画自賛する。ただし、それがク
ライアント(顧客)にとって利益があるように話すこと
4.自分の欠点をリストアップする
5.市場で築く関係はすべて長期投資と見なす習慣を養う。これで
人との接し方がガラリと変わる
12.推薦状や感謝状を上手に頻繁に活用する
あなたの会社が特定の基準を満たす「唯一」の企業になれないなら、競争相手よりも「先に」、その基準と、自社がその基準を満たしていることを市場に伝えよう
「“気分が最悪”のとき、医者はこうします」この広告の「“気分が最悪”のとき」を「“気分が優れない”とき」に変えて調査をすると、レスポンスは半分に減った。見出しに「意外な」語句を使うというポイントは、まじめに検討する価値がある
「あなたにとって、子どもの命は一ドルの価値がありますか」自動車ブレーキ修理サービス業者による鋭い見出し
「見た目より年齢のいった女性に」この見出しは大勢の女性の目に留まり、微妙に異なる「実年齢よりも若く見える女性に」よりも効果的だった
人に仕事を任せるもっともよい方法は、あなたが仕事だと思っていることを「遊び」だと思う人にそれをやらせることだ
ROIを向上するもっともダイナミックな方法の一つが、バーター取引(物々交換)だ
私は、コモディティー化した商品をそれだけではけっして売らない。むしろ、必ず有形か無形の要素を加えて独自なもの、他と比較できないものにする
◆卓越した人物像のサンプル ※一部紹介
・自身に満ちた大物またはビッグビジネスビルダー
・舞台裏の人形使い
・研究者
・独力で立身した人
・怒れる者
・盛り上げ役
・まとめ役
・インテリ
・主唱者
・魔術師
————————————————
『クラッシュ・マーケティング』実業之日本社 ジェイ・エイブラハム・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408107832
————————————————
◆目次◆
序 章 今こそ、ライバルに大差をつけるチャンス
第1章 ビジネスが停滞する九つの要因
第2章 「卓越の戦略」で強力なライバルに打ち勝つ
第3章 販売戦略と広告手法を変革して売上をアップさせる
第4章 「戦略化、分析、システム化」で安定した実績を得る
第5章 時間と行動をマネジメントして戦略的企業となる
第6章 効果測定とアライアンスで強靱な収益構造をつくる
第7章 リミッターを外し、現状を打破する
第8章 「三つのP」で市場における絶対者になる
第9章 マーケティングの力を三〇〇%活用して、価値に気づかせる
第10章 ジョイントベンチャーでビジネスを最大限に活用する
第11章 景気に関係なく繁栄し続けるには
終 章 さあ、今すぐ行動を起こそう!
監訳者からのメッセージ
この書評に関連度が高い書評
同じカテゴリーで売れている書籍(Amazon.co.jp)
お知らせはまだありません。