【管理職必読の一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759657X
先日、ご紹介して大反響を呼んだ、『即戦力の人心術』の出荷がやっと始まったようです。
※参考:『即戦力の人心術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837956939/
首を長くして待っていたみなさま、本当にお待たせしました。
同書は、優れたマネジメント書であり、ぜひBBM読者全員に読んでいただきたい一冊ですが、本日ご紹介する本も、管理職必読の一冊です。
『部下の「やる気」を育てる!』は、これまで300社以上の中小企業に、組織のモチベーション診断や研修などを施してきた著者が、部下をやる気にさせる理論とテクニックをまとめた一冊。
優れた人格を作ることは、マネジャーにとってとても大切なことであり、多くの方がそれに取り組んでいると思いますが、それと同時に、マネジメントには技術も必要です。
本書は、とくにその「技術」に関する詳細な解説が優れた一冊です。
理論だけでは理解できない、現場での会話テクニック、質問テクニックが詳細に書かれており、これで1500円は安すぎるぐらいです。
なかでも、Parent、Adult、Childの3つの人格を理解し、その時々で相手のストロークに合わせて会話するテクニックや、カウンセリ
ング4つのテクニック「OARS」は、マネジャーならぜひ理解しておきたいところです。
これらのテクニックは、夫婦関係、親子関係、教師と生徒の関係でも使うことができるため、ビジネスに限らず、ぜひマスターしておきたい技術です。
「アメとムチ」を避け、相手の自発的な「やる気」を引き出すために、知っておきたいテクニックが満載。
これは、管理職必読の一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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お金や報酬のために行動する、あるいは罰から逃れるために行動していると、そのうちに、「アメをもらい、ムチを避けること」が行動の目的になってしまう
企業活動は、ゴーイング・コンサーン。継続的に成長していくことが最も大切になります。そこで働く人のモチベーションも同じです。瞬間的にはがむしゃらに燃えて働いても、すぐに灰になるようでは困ります。常に「仕事をやりたい」と感じながら働き続けてもらうことが必要です
「アメ」「ムチ」「監視」の3点セットに代表される「権力によるコントロール」が仕事をつまらなく感じさせ、働くモチベーションを奪い、怠け者をつくっている
◆PULL型モチベーション3つの原則
1.自律感を与える(主体性をもって仕事をしてもらう)
2.有能感を育てる(自分は優れているという誇りをもって仕事をしてもらう)
3.信頼関係をつくる(良い仲間と仕事をしていると感じてもらう)
その行動の「価値」がわかれば、部下は自ら動き出します
権力や権限の最良の使い方は、「示すが、実際には使わない」
◆アドバイスする時の注意点
1.「ちょっといいかな」と言ってから話す
2.選択肢を複数提示する
3.質問をすることで、部下に有効な選択肢を考えさせる
人は、「どんなときでも、そこに帰ると安全だ」と思える場所があるから、新しいチャレンジができる
◆チームへの誇りを醸成するための要素
1.チームのミッション 2.仲間への尊敬 3.高い欲求水準
4.感謝の気持ち 5.卓越した実績
コミュニケーションのベースは、相手がこちらに送ってくれたストロークと同じストロークを返すということです。それが会話を続けるコツなのです
◆カウンセリング4つのテクニック「OARS」
O……開かれた質問をする(Open Question)
A……肯定する(Affirming)
R……オウム返しをする(Reflecting Listening)
S……要約する(Summarizing)
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『部下の「やる気」を育てる!』小林英二・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/488759657X
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◆目次◆
はじめに
MISSION1 モチベーションの原則を知る!
MISSION2 「自分で決めて動きたい」部下に自律感を与える!
MISSION3 仕事のプランづくりをサポートする!
MISSION4 仕事の価値に気づかせる!
MISSION5 部下を承認する!
MISSION6 「やればできる」部下の有能感を育てる!
MISSION7 「愛し愛されたい」部下との信頼関係をつくる!
MISSION8 反発する部下のやる気を引き出す!
MISSION9 アメとムチも上手に使いこなす!
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