2008年7月8日

『「新・家元制度」顧客獲得の仕組み』前田出・著

【革命的インストラクター事業】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478006229

本日の一冊は、6年間で2万4000人のホビークラフト(ビーズ、押し花、キルトなど)のインストラクター養成に成功、アートクレイシルバーの分野では世界市場シェアでトップに輝いた著者が、そのインストラクタービジネスの要諦を語った一冊。

タイトルがわかりにくく、内容の魅力がストレートに伝わりませんが、この本は久々に登場した第一級のマーケティング書です。

雑誌1ページ分の広告費だけで3万5000人を動員した秘訣、一気に全国区になるためのコンテンツ・教材作りのノウハウ、会員のモチベーションを高めながら集客にもつながるメディアPR戦略、新規客を安心させるための権威づけとアライアンス戦略…。

中小企業にとって、いかにして信用を醸成するか、ニッチから抜け出すか、というのは永遠の課題ですが、本書にはこれらすべてを一挙に解決する方策が書かれています。

アマゾン時代、ある有名な経営コンサルタントの方に、「土井さん、大きなビジネスというのは最初から大きく考えなければできないんだよ」と言われたことがありますが、本書にはまさにその「大きく考える」ための秘訣と具体的な方法が書かれています。

なかでも学ぶべきは、著者のメディアPRのセンスや、自由自在にアライアンスを実現する交渉力。

一朝一夕にまねられるものでもありませんが、知識労働、情報起業などで生計を立てている方には、おそらく目からうろこの内容です。

あの神田昌典さんも絶賛。土井も思わず赤ペンチェックで出し惜しみしてしまう内容です。

ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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◆インストラクター事業成功の秘訣 ※一部紹介
1.ターゲットは「生徒」じゃなく「先生」
2.広告媒体のある企業とジョイントする
4.10年後にも定番と言われる「教科書」をつくる

基準となるのは、バラバラに存在するコンテンツではなく、体系化
されたカリキュラムであり、教科書です

広報媒体とのジョイント、ブランド力のある百貨店での展示会、財
団の認定を受けたことによる講座そのものの信頼度などをつくりあ
げることで、1000人、2000人単位の受講者をつかむことができる

成功のポイントは、会社と先生を別の組織としたこと

押し花がオリンピックの公式記念文化イベントとして認められたこ
と、多くの人たちがアートとして作品を鑑賞してくれたことで、自
分たちのやっていることはすごいのだというプライドが芽生えた

日本一が無理なら世界一を狙えばいい

押し花のように、まだ誰も知らない時期に参入するなら、誰か1人
にスポットを当ててその人を光らせる

階層のない、1段階のインストラクター制度

ピラミッドの頂点を先につくって徐々に裾野を広げていく

◆満足感を与える条件=6つの報酬 ※一部紹介
1.お金――「指導料+教材販売」で稼ぐ仕組みを構築
2.ポジション――「○○先生」と呼ばれる喜び
5.仲間――好きを仕事にする喜びを共有
6.人間性――「あの先生に教わりたい」と思わせる

百貨店やマスコミ、そして先生たちによる動員力を決める要素は、
1.告知力、2.認知率、3.反応率、4.来場率、5.同伴率、
6.滞留時間、7.リピート率の7つ

◆一挙にお客を集める7つの法則 ※一部紹介
1.ブランド力――冠をつくれ 組織と先生に冠をつける
2.口コミ力――女性の口はテレビより強い
4.同伴力――1人のスターより100人の「先生」
5.購入力――主婦「先生」は幸福な小金持ち

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『「新・家元制度」顧客獲得の仕組み』前田出・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478006229
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◆目次◆

巻頭の言葉 経営コンサルタント 神田昌典
著者はじめに
第1章 ほとんどコストをかけずに、3万5000人を集客する5つの秘策
第2章 2万4000人の先生をつくった「新・家元制度」顧客獲得の仕組み
第3章 数万人が押し寄せる百貨店・美術館で、先生をブランド化する方法
第4章 一挙にお客を集める7つの法則
第5章 どんなビジネスにも使える! 一気に業界No.1になる仕組み
第6章 112年ぶりの公益法人制度改革!

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