2008年4月28日

『本当に役立つ「人生の智恵」ノート』バルタザール・グラシアン・著

【ニーチェも森鴎外も学んだ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872579127

本日の一冊は、ニーチェや森鴎外、ショーペンハウアーにも影響を与えたという17世紀スペインの哲学者、バルタザール・グラシアンの教えを、80の教えに絞ってまとめ、解説したもの。

本来、氏の人生訓は287あるのですが、そのなかから「人間関係をよくする」「自分を高める」「品格を身につける」「仕事の能力を高める」「人生を成功に導く」などのキーワードで80個厳選し、まとめています。

氏の人生訓を詳しく読みたい人には、以前ご紹介した『バルタザール・グラシアンの賢人の知恵』がおすすめですが、エッセンスだけ学べればいい、という人には本書がおすすめです。

※参考:『バルタザール・グラシアンの 賢人の知恵』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595166/

土井のテイストがわかっている人は既にご存知のように、バルタザール・グラシアンの教えには、かなり辛辣なものも含まれています。

自らを戒める言葉、愚かな行動を戒める言葉、そして他者を利用してでも目的を達成しようという権謀術数の教え…。

自分は「いい人」でいられればいい、という人には刺激が強すぎるので、読むのはおすすめしません。

ただ、もし読者が自らの崇高な理念のため、人を動かす必要がある人なら、バルタザール・グラシアンの人生訓はぜひ読んで欲しいところです。

ハードカバーでは読む勇気がない、という人に、おすすめの一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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愚か者ほど優秀だと思っている。指導しても徒労に終わるだけだ

蛇の悪知恵と鳩の誠実さを使い分けよう。正直者をだますほど簡単
なことはない。嘘をついたことのない人は、人を信じやすい。自分
がだましたことがないから、すぐ人を信用してしまう。鳩の部分と
蛇の部分を併せ持つ人間になろう

完全に他人のために生きることはできないし、誰かが完全にあなた
のために生きてくれることもない

ガラス細工のようにもろい人間は困りものだ。彼らは簡単に壊れ、
すぐに強度が足りないことが露呈する。被害者意識を持ち、人はみ
な悪意を持っていると思っている

もし不幸な人に道場を感じたとしても、決してかかわってはいけない

助言を求めることは、思慮深さの証である

相手の知性や口調に合わせるようにすれば、おのずと適切な会話に
なる。また、相手を批判してはいけない。人の考えを自分の考えの
ように話してもいけない。会話では雄弁さよりも慎重さが大切なの
である

何をするにも親切をおまけにつけよう。そうすれば恩を売ることができる

相手を動かす動機がわかれば、その人の心の鍵を手に入れたに等しい

人を喜ばせる方法はただ一つ、飢えを満たさずにおくことで欲求を
刺激することである

敵の行動を勝手に予測してはいけない

知識や技術の出どころについて教える必要はない。そうすれば、い
つまでも人から尊敬され、頼りにされる

名誉を人にゆだねるときは、相手の名誉を担保に取っておくべきである

失うもののない人と争ってはならない

人間的な面を見せすぎてしまうことほど、その人の価値を損なうものはない

勝負ごとでもっとも重要なのは、カードの捨てどきをみきわめること

恐れている相手だからといって高く評価しすぎないことだ

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『本当に役立つ「人生の智恵」ノート』
バルタザール・グラシアン・著

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872579127
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◆目次◆

第一章 人間関係をよくする言葉ノート
第二章 自分を高める言葉ノート
第三章 品格を身につける言葉ノート
第四章 仕事の能力を高める言葉ノート
第五章 人生を成功に導く言葉ノート

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