2007年11月20日

『超図解「財務3表のつながり」で見えてくる会計の勘所』

【話題作に入門書登場?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002975

本日の一冊は、ベストセラー『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』の著者が放つ、注目の新刊。

※参考:『決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022731443/

前著を読んで理解できなかった方にもわかるように、図解形式で、
決算書の基本と経営との関係性を説明しています。

「試算表を上下にパカッと分けると、上がBSで下がPLになって
いる」「PLの当期純利益がBSの利益剰余金とつながっている」
など、前著同様の解説もありますが、書き下ろしということでかな
り新しい内容が加わっています。

なかでも、経営者目線、投資家目線で決算書を眺められるのが本書
の最大の特長。

会社の健全性や成長性を見極めるポイントが書かれているのはもち
ろん、産業別の標準財務指標との比較なども載っており、じつに参
考になります。

ほかにも、金融機関が自社の何を見ているのか、「勘定合って銭足
らず」の意味など、経営者にとって知っておきたい常識が満載。

これから起業を考える人にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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会社が行なっている基本活動は、どんなに業種が違おうとどの会社
も同じです。それは、「お金を集めて」「何かに投資し」「利益を
上げる」という3つの活動です

◆記帳する際の原則
「資産」「負債」「純資産」「収益」「費用」の5つに分類

試算表は常に右側と左側の合計が一致します。それは右側が「会社
がどのようにしてお金を集めてきたか」を表し、左側は「その集め
てきたお金がどのように使われたか」を表しているからです

BSがある時点の会社のストックを表し、PLがある事業年度(通
常1年)の収益と費用のフローを表している

債務超過というのは負債の額が莫大だという意味ではありません。
利益剰余金のマイナスの額が資本金を上回っている状態、つまり純
資産の部がマイナスになっていることをいうのです

会計では、代金回収が約束されているような状態であれば、「商品
やサービスが提供された時点で売上として計上する」という決まり
にしている

(直接法CSの)一番下の項目の「現金及び現金同等物の期末残高」
は、会社が現時点で保有している現金の総額を示していることにな
ります。したがって、この額はBSの「現金及び預金」と一致して
いなくてはなりません(正確にいえば、CSの「現金及び現金同等
物の期末残高」には3カ月以内の定期預金が含まれ、BSの「現金
及び預金」には1年以内の定期預金が含まれますので、実際にはこ
の数字は多少ずれる場合があります)

交際費は会計上は「費用」となりますが、税法上は「損金」になりません

利益が出たときにその全額を配当とすることは禁じられています。
配当する場合は、資本準備金の額と合わせて資本金の1/4になる
まで、配当金の1/10を利益準備金として積み立てることが求め
られています

利益を水増ししようとすれば、PLとBSはつながっていますから、
必ず資産の増加もしくは負債の隠蔽という形でBSに表れてきます

会社の値段も、将来生みだすキャッシュフローによって決まる

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『超図解「財務3表のつながり」で見えてくる会計の勘所』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478002975
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┃▼目次▼
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┃ はじめに--どうすれば、会計の苦手意識を克服できるのか?
┃ PART1 会計の基本的な仕組みを理解しよう
┃ PART2 これさえわかれば会計の全体像が見えてくる
┃ PART3 財務3表から会社の様子をつかもう
┃ あとがき
┃ 巻末資料
┃ 
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