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http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777106888
本日の一冊は、麻雀の世界で20年間、「代打」として圧倒的な強さを誇り、無敗伝説を作った桜井章一さん(通称「雀鬼」)が、その勝負哲学および人生哲学を披露した一冊。
最近出されている自己啓発書は、いずれも時代の価値観から抜け出せていませんが、本書は、20年間、俗世から離れた世界に住み、ケータイもパソコンも運転免許も持たない著者が書いただけに、ちょっと趣が違います。
判断力の基本となる「自然の感性」の磨き方、「勝てば官軍」的な価値観に反対する独自の勝負哲学、そして自らを律するための考え方…。
いずれをとっても、巷の自己啓発書とは一線を画しています。
なかでも、負け方の美学やリーダーシップ論は、経営者必読。
運命に振り回されない人生、迷いのない人生を送りたい人には、
ぜひおすすめしたい一冊です。
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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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運に好かれるということは、人に好かれ、自分自身に好かれる人間
になるということにほかならない
若い人には、自分だけの「見えない道」を選んで、自分だけの何か
を手にして欲しいと思います。いまは、みんなが安定志向で「見え
る道」を行きたがりますが、みんながみんな同じ「見える道」を歩
もうとするからその道が荒れてしまうのです
先進国の社会構造は「できないこと」や「不足していること」をよ
しとしませんが、これは間違っています。「できないこと」や「不
足していること」があっても、人は十分幸せになれるのです。いや、
むしろ文明の便利さが足りないほうが、人間関係はまっとうになる
し、人間も人らしく振る舞えるのです。そして、足りないからこそ、
満たすものを模索する感性も磨かれるのです
姑息に勝ちを拾いにいく人よりも、キレイに負けることのできる度
量を持った人のほうへ、運の波は最終的に多く訪れる
たいていの人は、人間関係で、まず相手がどんな人物かを読みとろ
うとします。しかし、実はこの発想が起点にある限り、正しい相互
理解はできないのです。相手をわかろうとする前に、自分のほうか
ら見せるべきなのです
本当の感受性とは、人が喜ぶことの「気づき」ができること
たとえ社会がどんなに腐っていても、自分は絶対に腐らないという
強さを持たなければならない
おたがいの顔をあわせて、自分の弱点をさらけ出し、相手のことを
理解しようとする、それが本当の人づきあいというものですし、そ
れが人間を成長させる原動力です
たとえ全力で頑張ったとしても、「自分はまだ80パーセントの力し
か出していない」と自らに暗示をかけることで、もっと上を目指す
ことが可能になる
リーダーとは、個人の荷物を軽くして、そのぶん、公の荷物をたく
さん背負う人です
どんなときも、手順を怠らない心構えがあるからこそ、瞬間の変化
にも対応できる
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『運命を変える本物の言葉』
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┃▼目次▼
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┃ はじめに
┃ 第1章 道のないところに道をつくる
┃ 第2章 計算を超えた行動をする
┃ 第3章 気持ちよく動く
┃ あとがきにかえて――
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