本日の一冊は、ベストセラーとなった『「バカ売れ」の法則』の著者が、本来の専門である販売促進のノウハウと、具体的な販促ツールの活用法について述べた、いわば「販促の事典」です。
※参考:『「バカ売れ」の法則』
http://tinyurl.com/cauxg
集客の際の基本的な考え方や、効果的なキャッチコピーの書き方、販促に使う各種ツールの選び方やデザインなど、じつにさまざまなトピックに触れています。
「32歳の独身女性に水着を売るには?」「どんな書体を使えば視覚的に理解できる?」などといった具体的なケースに対し、明確な解決策を提示しているのがポイントで、じつに参考になります。
もともと広告の企画制作を専門としていた著者だけに、とくに販促物に関するノウハウが読み応えがあります。
マーケティングの本は山ほど読んだけれど、実践するための手段がわからない、という人にはおすすめの一冊です。
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■ 本日の赤ペンチェック
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◆売れる商品を見極める5つの視点
1.認知商品である
2.競合が積極的に売っている
3.悩み系の商品、もしくは生活必需品である
4.時間軸が働いている
5.金銭的事情が取り除かれている
度数で計るから、物事の本質を見失ってしまうのです。重要なのは認知度ではなく、認知そのものなのです
・売れない現象はお客さんのことを理解しきれない場合のみ起こります
・お客さんの思考にそった話の展開ができれば、売れるようになります
1.未確認商品の場合
すでに認知されているテーマの提示、そのあとに商品を提示、認知商品に変えて販売
2.競争が激化した認知商品の場合
まず認知商品を提示、そのあと確認の意味を込めて、テーマを提示。
なぜ、この商品が選ばれるべき商品なのかを提示して、販売。
3.競争が激しくない駆け出しの認知商品の場合
認知された瞬間はよけいな説明はいらない。すでに、あなた以外の誰かがテーマとカテゴリの説明をし、お客さんが把握したときに起きる現象が認知の初期段階だから
◆売れる切り口を作る3つの質問
1.あなたの商品や会社に「歴史」や「伝統」があるか?
2.材料や素材に「特徴」があるか?
3.商品の「使用感」を商品の「使用前」に伝えることができるか?
・大きな文字は販促物を見てもらうための主題・テーマを入れる
・発言者が誰なのかを小さく書くと、意味を感じ取ってもらえる
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『販促・集客・儲けのネタ帖』
http://tinyurl.com/7uxkb
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■目次■
プロローグ
第1章 あなたの商品を「売れる商品」に変えるコツ
第2章 売れる切り口を作る3つの質問
第3章 時代の変化に左右されない、集客の設計図
第4章 あなたの理想のお客さんを特定する
第5章 売れるキャッチコピー作成の極意
第6章 売れるデザイン・レイアウトの原理
第7章 売れる営業になるためのテンプレート
第8章 売れる名刺を作るためのテンプレート
第9章 売れるチラシを作るためのテンプレート
第10章 売れるパンフ・ガイドブック・小冊子を作るためのガイド
第11章 売れる広告を掲載するためのガイド
第12章 売れるDMを作るためのテンプレート
第13章 売れるお店の作り方 そのテンプレート
第14章 売れるホームページを作るためのテンプレート
エピローグ
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