本日の一冊は、ベストセラー『カリスマ体育教師の常勝教育』で名をはせた熱血教師、原田隆史さんによる注目の新刊です。
※参考:『カリスマ体育教師の常勝教育』
http://tinyurl.com/52wn6
中学校の陸上部監督として、7年間で13回の日本一を育てたという著者が、その成功の秘訣や心構えを公開しています。
内容はロジカルで、単なる精神論だけの熱血教師ではありません。
さっそく、そのエッセンスを見て行きましょう。
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■ 本日の赤ペンチェック
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成功は「技術」なのです。「技術」は誰にでも身につけることが可能です。また身につけてしまえば、何度でも反復できるものです。
現状を打破する方法には3つあります。1つ目が「たくさんやる」。2つ目が「工夫する」。3つ目が「真似る」ことです。(中略)「たくさんやる」には限界があります。また、「工夫する」ことは、生徒の工夫できる能力の違いによって結果が左右されてしまいます。(中略)しかし、「真似る」ことは簡単です。
◆「成功のプロ」の共通点
1.強い勝利意識と高い目標設定
2.「心・技・体」の中でも「心」を重視
3.思い描いたことを書く
4.100の仕事に対して200の準備をしてのぞむ
◆成功のステップ
1.まずは「成功する」と決める
2.夢を具体的な目標に変える
3.目標に近づくための具体的な方法を考える
4.自分でのぼり切る、毎日のぼり続ける覚悟が大切
5.失敗しても人のせいにしない
◆目標にぶれをなくすため、「目標のゾーン」を設定する
「最高の目標」「絶対達成できる目標」「中間の目標」
「コンフォート・ゾーンの中にあることなら、自分はできるぞ」「最低ここまではできるぞ」と、自分の能力をしっかり自覚することで、人間は安心して活動できる
問題は発生と同時に答えを背負っている
◆行動目標を2つに分けてとらえる
1.期日目標:期限を決めて取り組む具体的な行動
2.ルーティン目標:「毎日やり続ける」具体的な行動
◆目標を腐らせないセルフコントロールの方法
1.目につきやすいあらゆる場所に目標を張る
2.人に伝えて自分を追い込む
3.イメージを言葉にして口に出す
4.常に実力を発揮できるようにするために、自分なりの動作を決めておく
成功は一人ではなし得ない
メンターの存在を先取りし、欲しい援助を事前に決めてしまう
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本書で述べられている、成功を実現するための目標設定の方法には、目をみはるものがあります。さすがは、日本一を輩出した名監督、といったところでしょうか。
というわけで、本日の一冊は、
『成功の教科書』
http://tinyurl.com/6347n
です。全体で200ページ弱ですが、そのなかに著者の成功哲学のエッセンスが詰まった、好感の持てる一冊です。
■目次■
プロローグ
第1章 成功のための目標設定
第2章 成功のための準備と実践
第3章 成功のための心づくり
第4章 成功のための日誌
エピローグ
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