2004年10月31日

『儲かる手書きチラシ作成術』

http://tinyurl.com/44j69

本日の一冊は、タイトルどおり、儲かる手書きチラシの書き方を述べた本です。

著者は、福島県のいわき市で、「すし八」という回転寿司店を経営している出村邦彦さん。チラシで飛躍的に売上を伸ばし、神田昌典さんや小阪裕司さんの本でも紹介されたという人物です。

この手の本は数多くあるのですが、本書にチラシメソッドに違いがあるとしたら、それは「とてつもなくきたない」ことでしょう。

そう、本書で紹介されているチラシの字は、お世辞にもうまいとは言えません。いや、はっきりいって「きたない」のです。

ところが、フタを開けてみると、このチラシがじつに儲かっているという。確かに、よく見て読んでみると、インターネット販売にも通じる、「売れる法則」が隠されているのです。

では、その「売れる法則」とは一体何なのか。さっそく見ていきましょう。

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 本日の赤ペンチェック ※本文より抜粋
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手書きチラシをつづけているうちに、お客様との人間関係が自然に出来てくることが大きなポイント(中略)お客様との人間関係ができて、はじめて商品が売れる。つまり、人間関係づくりが先で、商品は後

沢山のチラシの中でも「目立つこと」、「捨てられないこと」、「お客様が読みたくなること」、「だれが書いているかわかること」が大きな違いです。そのためには、カラーチラシでなくてもいい

僕が思うに、チラシとはラブレターのようなものです。千人に向けて書くことは出来ませんが、「一人の人を想って書き」、書いたものを千人に見せ、読んでもらう

(売るためには)だれが、だれに対して書いたものかを明確にし、書く人が読む人に本気で気持ちを伝えることです

■儲かるチラシのひな型

レイアウトトップ:対象客
レイアウト中央:本文
・一行目 対象客
・二行目 自己紹介
・三行目 ねぎらい 癒し 心配り
・四行目 なぜこの商品をこの人に伝えたいのか
レイアウト右下のBOX
・商品(商品を、一つ決める)
・商品説明(同じ商品でも、対象客が変われば説明が変わる)
レイアウト左下のBOX(上から順に)
・社名、店名、屋号
・電話、FAX、URL(できるだけ大きく)
・地図(北を上にして、分かりやすく)

本文中書いてはいけない約束
・一つ目「買ってください」
・二つ目「来てください」
・三つ目「商品説明」

ねぎらいの言葉を、あなたからかけられると、お客様はあなたのことをしっかりと思い出します。これが、お客様とあなたとの距離を縮め、この先を読んでもらえるのです

同じ商品でも対象客を変えれば、何度でもチラシを入れることが出来る

チラシ・ダイレクトメールを出して反応が出るまでの数字
=アメリカでの計測の結果、最速六回目から反応が出てくる
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この後は、実際に反応の良かったチラシの実例が続々と登場するのですが、驚きなのは、東証一部上場の大手薬品メーカーでも、この手書きチラシで成果を挙げているということ。

担当者は、これで売上を300%にしたというのですから、驚きです。

実例は、本書を見ていただければわかるのですが、土井がここで指摘しておきたいのは、この本の中には、メディアを通して売るための法則が隠されているということ。

読者のロイヤリティを上げるための書き方、絶対に書いてはいけないこと、そして土井のセミナーに参加した方々はご存知だと思いますが、マーケットを変えることの重要性(竹やぶから出ないこと)。

確かに、これを理解して実践したら、成果は上がるはずです。

というわけで、本日の一冊は、

『儲かる手書きチラシ作成術』
http://tinyurl.com/44j69

です。読めば、チラシが中小商店のためだけのものではない、ということがよくわかるはずです。

目次

まえがき前に「後書き」を!
まえがき
処方箋
第1章 チラシで失敗、売上不振、さあ困った!
第2章 ヒナ型にならって手書きしよう
第3章 反応率が断然良くなるひと工夫
第4章 いざ、実験開始!
第5章 100円を700万円にしたチラシのヒナ型
第6章 すぐマネしよう、スグレものチラシ集
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