2004年9月11日

『成功の掟―若きミリオネア物語』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820706047/

本日の一冊は、1989年の初版以来、なんと34刷を重ねているという驚異のロングセラー自己啓発書です。

著者のマーク・フィッシャーは、不動産と出版の世界で何年かを過ごした後、夢であった物書きになり、この世界的ベストセラーを書いたそうです。

内容は、働いても働いても豊かになれない主人公の青年が、財産家の叔父の紹介で、大富豪、I・ミリオネアの教えを受けるというもの。読者は、青年と大富豪とのやり取りの中で、成功するために必要な心構えを学ぶことができる、というわけです。

成功するための真理をつかんだ大富豪と、その他大勢の価値観から抜け出せない青年との議論は、大変興味深く、なぜ多くの人が富や幸せを手にすることができないのかが、明確に説明されています。

では、その大富豪の教えとは何か。
さっそく内容のポイントを見ていきましょう。
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 本日の赤ペンチェック
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たいていの人間は、人にものを頼むのが苦手なもんだ。いざ頼んでも、ちょっとしぶられるとすぐに引っ込めてしまう。それがいかんのだよ

これまで大勢の百万長者に出会ったが、みんな仕事の虫だった。連中には、仕事が趣味と同じように楽しいのだ

条件が完全に整うのを指をくわえて待っているようでは何もできはせん。『行動を起こす好機はいつも”いま”』ということじゃ

成功者になりたければけっして逃げ道を考えず、いつも背水の陣でのぞめ

世の中にあるものはすべて相対的だ。すぐに一万ドルなど微々たる金だと思えるようになる

技術といかさまを混同してもらってはこまる

ものごとを真に理解するには、素直になるのがいちばんの早道

百万長者はみな例外なく、稼ごうとする金額と期限とを決めたときから金が儲かるようになった

自分がどこへ向かっていけばいいのかわからなくては、どこへもたどりつけない

成功に縁のない類いの人間が、気づかずにいることがある。それは、『人は人生から、自分が決めたものしか受けとれない』ということじゃ

百万長者となるには、たいへんな労力がいる。だが、いまにわかると思うが、そのための努力は人が思うほど退屈なものではない

ずっと昔から賢人たちは、人間の成長をさまたげ、いちばんの障害となるものは、自己の精神的限界だと言っている

ゴールに到達する秘訣は、それを野心的、かつ手の届きそうなところにおくこと

人間の望みをもっともよく支えているのは情熱じゃ。激しい情熱を持てばそれだけ望みも早く実現する

想像力と論理とが対立している場合は、必ずといっていいほど想像力のほうが勝ちをおさめる

心のありようひとつで人生はバラの園にもなれば地獄にもなる。困ったことが起きたときには、バラに心を預けなさい

金持ちをめざす人間は数多いが、そのゴールに到達するための道筋を明確に打ち出そうとする者は一〇〇人にひとりもいない

人間はだれもが幸福を望んでいる(中略)しかしみな自分が何を求めれば幸福になれるのかわからないのだ

天才になるためには、ただ自分の仕事を愛すればいいのだ。それが人生における真の天才というものじゃよ

幸福になるための秘訣は、その日その日を、人生最後の日だと思って生きること
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さすが名著の誉れ高い一冊。すばらしい教訓が満載ですね。

というわけで、本日の一冊は、

『成功の掟―若きミリオネア物語』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820706047/

です。最後に挙げた教訓、「幸福になるための秘訣は、その日その日を、人生最後の日だと思って生きること」を胸に、みなさんよい週末をお過ごしください。

目次

金持ちの叔父
年老いた庭師
チャンス
囚われの身
信念
ゴール
セルフ・イメージ
ことば

潜在意識
計画
幸福
夢の形
バラの園
旅立ち
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