http //www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777100618/
本日の一冊は、ベストセラー『儲けを生みだす表現力の魔法』の著者、平野秀典さんによる第2作目です。
参考:『儲けを生みだす表現力の魔法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761261528/
内容は、全作とだぶっている部分もありますが、土井も愛読している名著『風姿花伝(花伝書)』のエッセンスを軸に、ビジネスにも応用できる「感動力」のコンセプトとノウハウを伝えています。
参考:『風姿花伝(花伝書)』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4003300114/
著者によると、「21世紀は、戦わずして勝つ時代」。お客様は「落とす」ものでもなければ、「攻略」するものでもありません。共感を得ることで支持される時代だからこそ、この「感動力」が求められるのだと思います。
では、さっそくそのエッセンスを見ていきましょう。
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本日の赤ペンチェック
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21世紀は、戦わずして勝つ時代。(中略)「権力」や「戦闘力」で人を動かすのではなく、「感情操作」で人を動かすのでもなく、「感動力」で人を動かすのです
一流の役者は、特別な表現をしないのだそうです。普通のことを「特別にうまく」表現するのです
感動したい人はたくさんいますが、感動させたい人は極端に少ない
感動とは探すものでも発見するものでもなく、思い出すもの
役者は、役だけでなく演じている自分の生き方についても責任が出てきます
いい演技も、伝わらなければ、それはお客さんにとって存在しない
テクニックで「伝える」ことはできます。しかし「伝わる」とは、テクニックではないのです
物を買うのは、それでもたらされる「感情」を買うためである
21世紀型ビジネスは、満足の先、つまり「感動を提供する」段階になっています
期待と実感のギャップ、つまりプラスの不等号(<)をクリエイトすることで、「ドラマ」は生み出されていきます
セミナーやプレゼンテーションで、最初にこの「期待の範囲」をさりげなく投げかけると大きな効果を発揮します(フレーミング)
相手の実感モードに合わせたほうが「伝わる」
日常にドラマを創る方法論「SPP」
1.シナリオ
2.プロデュース
3.パフォーマンス
(「起承転結」よりも)現代のスピード感あふれる時代には、「序破急」のほうがあっている
確実に「つかむ」ためには、できるだけお客さんがまだ気づいていない問題点を用意して投げかけてみます
「クライマックス」では、デモンストレーションなどで、視覚や聴覚、触覚などの五感に働きかけた証拠を提示し、大きめの「なるほど!」を引き出します
社員の感動が先にあり、その感動が伝染していくビジネスモデルは強い
「おもてなし」というメッセージを伝える「振る舞い」を続けて、「出来映え」という最終結果を出す
人間の持つ性質のうちでもっとも強いものは、他人に認められるということを渇望する気持ちである
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いちいちごもっともだと思います。この本自体、「感動力」のノウハウで成り立っているので、ぜひその構成にも注目してください。
というわけで、本日の一冊は、
『感動力』
http //www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4777100618/
です。以前にご紹介した『30分で5億売った男の買ってもらう技法』
とあわせて読むと、より理解が深まると思います。
参考:『30分で5億売った男の買ってもらう技法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757302444
目次
プロローグ 「感動力」という新しいチカラ
1 当たり前の奇跡
2 「感動マジック」の種明かし
3 「初心忘るべからず」の知られざる意味
4 振る舞いと出来映え
5 思いがつくるもの
6 意識のチカラ
7 表現する責任
エピローグ 感動は流れる水のごとく
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