2011年9月8日

『心を上手に透視する方法』 トルステン・ハーフェナー・著 Vol.2605

【ドイツで話題沸騰!人の心を読む技術】
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土井の知人で、曽根原容子さんという、静岡県でエステサロンを経営し、大成功している方がいます。

※参考:『なぜかいい仕事がやってくる女性の 働き方36のルール』
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彼女のサロンのスタッフに、奥田さんという女性がいて、一度マッサージをしていただいた時、その読心術に驚いたことがあります。

彼女は、土井のタオルがはだけていて、「ちょっと寒いな」と思った瞬間、「寒いですか?」と言ったのです。

その時は、なぜわかるんだろう? と疑問に思うばかりだったのですが、どうやら人間は、よく観察していれば、ある程度相手の気持ちが読めるようなのです。

そんな読心術をまとめたのが、本日ご紹介する『心を上手に透視する方法』。

ドイツで爆発的人気を誇り、35万部を超えるベストセラーとなった本で、著者のトルステン・ハーフェナーは、この読心術を使ったショーで、大人気となっている人物です。

本書に書かれているのは、ハーフェナーオリジナルの、持ち物やしぐさ、瞳孔などから相手の心を読む心理テクニック。

セールスや交渉、接客、社交などの現場で威力を発揮する、ものすごいテクニックが紹介されており、オビの「けっして、悪用しないでください。」はあながち誇張ではないと思います。

紹介されているもののなかには、西洋人特有のしぐさなども含まれていますが、概ね使えるものが多いと思います。

心のきれいな方だけ、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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調査の対象になった人たちは、「新聞に載っている写真の枚数を数えるように」と言われた。その後、ワイズマンは被験者に、写真が何枚載っていたかを尋ねた。しかし、被験者には知らされていないもっと重要なことがあったのだ。その紙面の中央に、ワイズマンはある文章を「隠して」おいた。その文章とは、紙面の半分くらいの大きさで「実験の担当者にこの記事を見たと言えば、あなたは百ポンドを獲得します」と書かれていたのだ。自分には運がないと思っている被験者たちは写真を数えるのに一生懸命になり、その文章に気づかなかった。一方で運がいい人たちはリラックスしており、もっと全体を見渡すことができ、ほぼ全員が百ポンドを手にした

目が大きくなるのはいつでも、「たった今起きたこと、耳にしたことについて、もっと知りたい」という意味だ

逆に相手の目が細くなったら、まだ情報が足りないと思っているということだ。この場合、すでに提示した情報をもっと詳しく知らせることが大切だ

パーティで、二人が話をしているとしよう。突然片方が、腕組みをした。このしぐさはほとんどの場合、その場にいるほかの人に対して、会話の邪魔をしないでほしい、話に口を挟まないでほしいというサインなのだ

手を握り合っているカップルがいたら、観察してみるとよい。優位に立っているほうの親指が、いつも一番上に置かれているはずだ

・店にクラシック音楽が流れていると、ポップスが流れているときと比べて三倍多くワインが売れる
・注文伝票を客に渡す際、客の手のひらや肩に触れるウェイターは、より多くのチップがもらえる
・丸い容器に入ったアイスクリームは、四角い容器よりもおいしく感じられる

◆確実に暗示にかける、オーモンド・マッギルの法則
1.思い込みを植えつける
2.確信をもって、堂々と伝える
3.相手が無批判に受け入れるよう、言葉を選ぶ
4.信憑性・現実味をもたせる

「これは誰にも言わないで」と言うと、人は耳を傾ける

「通常の点検だけにしますか? それともワイパーを新しいものに交換しておきましょうか?」ワイパー交換のことを尋ねただけで、ワイパーが普段よりたくさん売れた

指示を一つ一つ出すだけなら、どれも断られるかもしれないのに、二つの指示を組み合わせたとたん、どちらの指示も実行してもらえるのだ

何かしようと思っていることがあったら、七十二時間以内にとりかかるべし

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『心を上手に透視する方法』トルステン・ハーフェナー・著 サンマーク出版
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◆目次◆

はじめに
第1章 世界は、あなたが考える通りにある
第2章 「身体」を見れば、「心の内」がわかる
第3章 「暗示の力」を使いこなす
第4章 メンタル・トレーニング
第5章 意識を「今このとき」に集中する
第6章 はかり知れない「可能性」
おわりに
謝辞
訳者あとがき

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