2008年9月4日

『一生ものの仕事の習慣』小山政彦・著

【プロ経営者の仕事習慣】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569697615

本日の一冊は、船井総合研究所の代表取締役社長、小山政彦さんが、自らの経験に基づき、仕事のイロハを述べた一冊。

薄い本で、装丁も地味ですが、きっかけがあって読んでみたら、これはなかなか深い内容でした。

最近は、情報化の影響で誰もが同じ情報を持てるようになったため、ビジネスはますます行動力で差がつくようになっています。

本書は、その行動力を身につけるためにどうするか、人に評価されるためにどうするかを説いた、プロ経営者によるルール集です。

「『今すぐご連絡いただいた上で、お口添えいただけないでしょうか』ととっさに言える」
「しなければならないことを次々に片付け、忘れることで、次の案件に集中できる」
「人に何かをして差し上げる時には、見返りを期待しない」
「自腹で遊ぶ」
「財産は不動産、動産、信用の三つを均等に持つべし」

いずれも、人望を得るために必要な考え方ばかりで、日頃の自分の行動を振り返る、いいきっかけになります。

自己を高めるためのチェックリストとして、活用してみてはいかがでしょうか。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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仕事とは人に「仕える事」

人はそれぞれ長所で利益を生み出している

凡人が人並み以上の成果を収めるためには、(1)圧倒的な時間をかける、(2)効率を上げる、(3)新しい分野に活動範囲を広げる

「今すぐご連絡いただいた上で、お口添えいただけないでしょうか」ととっさに言えるのが、優秀な人です

しなければならないことを次々に片付け、忘れることで、次の案件に集中できる

日常で感じた不満や不安、素朴な疑問などはそのままにせず、いつでも発信できるようメモしましょう

人に何かをして差し上げる時には、見返りを期待しない

仕事の適当さは人生の適当さ

人間は、自分が定義したとおりの存在になります。まずはプロ意識を持つこと、自分を一流だと思うこと。その想いを行動に移すことから、すべてが始まります

心理学的にも自分の名前は「聞いて一番耳に心地良い」言葉であることが証明されている

覚えられないのは自分がその相手に関心がないからです

他人との約束以上に大切なのは、自分で決めたことをやり切ること、自分との約束を守ることなのです

最初から「嘘をつかない」と決めてしまえば、無駄なエネルギーを浪費しなくて済みます

遊び上手になるためには、自腹で遊ぶこと

なにごともすぐ対応するなど反応がいいと印象が良いものです

財産は不動産、動産、信用の三つを均等に持つべし

チャンスは能力順ではなく、先着順

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『一生ものの仕事の習慣』小山政彦・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569697615
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◆目次◆

まえがき
1.仕事のやり方編
2.人とのつき合い方編
3.自分の磨き方編
あとがき

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