2008年9月13日

『ネットで売れるもの売れないもの』竹内謙礼・著

【ネットビジネスは商品選びが8割?】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532166675

本日の一冊は、2年連続で楽天の「ベスト店長賞」を受賞した著者が、ネットビジネスをする際の商品選びのポイントを述べた一冊。

実際に儲けている人は既にご存じのことと思いますが、インターネットでは、明らかに売りやすい商材とそうでない商材があります。

こうした情報は、時代の流れとともに変わっていくのですが、本書は、その時代の変化をふまえ、従来の認識と変わってきた部分も含めて率直な議論を展開しています。

いま有利な商材選びのポイントとその理由、また今後有望な商品分野をまとめて紹介しており、なかでも巻末にまとめられた特別付録「お役立ち ネットで売れるもの・売れないもの辞典」は、まだまだネットマーケティングを適用する余地のある分野を抽出しており、かなり重宝する情報です。

卸問屋、ガス電気工事、不動産、リフォーム、会計士、情報商材販売、清掃業、書籍など、詳しく解説を読むと、なるほど見過ごされていたチャンスがまだまだあることがわかります。

既に商売を始めている人でも、本書に書かれている広告・PRの手法、ホームページの作り方などは参考になるに違いありません。

これからネットビジネスを始めたい、ネットで販売するための新たな商材を開拓したい、という方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ヴィトンのバッグは実店舗でも売れるし、インターネットでも売れる。しかし、可愛くない猫の雑貨は、おそらく実店舗に置いていても売れないし、インターネットでも売れるわけがない。結局は「商品力」がないと、どんな販促方法を使っても売れないのである

インターネットの世界は、ある程度、集客の段階で、「買う気マンマン」のお客様をサイトに連れ込まないと、商品の購入にはたどり着かせることができないビジネスの仕組みになっている

インターネットで「売れる商品」というのは「集客しやすい商品」のことである

原価率が低ければ、それだけ商品値引きができるし、利幅にも余裕があるので、大胆な広告展開も可能

「キーワードが明確な商品だけど、どこで売っているのか分からない」というのは、ネット上では検索されやすく、そしてサイトまでお客様を誘導しやすい

「食品」「雑貨」「アパレル」の三大アイテムは、ブランド品以外は検索されるキーワードが非常にアバウトで、宣伝広告費を使わなければビジネスとして軌道に乗せるのは難しい

広告費がなければ、モールでモノを売ってはいけない

まずは広告を使い、低価格でハードルの低い「フロントエンド商品」を、できるだけ多くの人に購入してもらい、後ほど、メールマガジンで質の良い高額な「バックエンド商品」を販売していく

値引きもできず、商品点数も少ない中小のメーカーは、ショッピングモールに出店せずに、独自ドメインのサイトでひっそりとコストをかけずにネットショップを運営しているほうが正しい選択

ホームページには電話番号は徹底的に大きく、そしてしつこく、さらにはキャッチコピーをつけてガンガン掲載したほうがよい

キャッチコピーは「コスト0円」の販促ツール

「本音の情報」を知りたいお客様が、果たして広告媒体化してしまっているブログに対して、どれだけの期待をして文章を読んでいるか、判断するのは難しい

商品名に「意外性のある言葉」を組み合わせてみる

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『ネットで売れるもの売れないもの』竹内謙礼・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4532166675
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◆目次◆

はじめに
第一章 「インターネットは何でも売れる」の大間違い
第二章 ネットで売れるものは、ズバリこれ!
第三章 ネットで売れないものは、ズバリこれ!
第四章 ショッピングモールで売れる商品は、ズバリこれ!
第五章 ショッピングモールで苦戦する商品は、ズバリこれ!
第六章 ネットで売り上げを伸ばすための「使える販促手法」は、ズバリこれ!
第七章 ネットで役に立てるのが難しい販促手法は、ズバリこれ!
第八章 それでも「ネットで売れないもの」を売りたい時は?
おわりに
特別付録 お役立ち ネットで売れるもの・売れないもの辞典

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