2023年9月21日

『インスタで“推し”になる方法』石川侑輝・著 vol.6321

【ベストセラーインスタ本第2弾】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295408808

本日ご紹介する一冊は、インスタグラムの活用本として8万部のベストセラーとなっている、『平均4.2カ月で1万フォロワーを実現する プロ目線のインスタ運用法』の第2弾。

※参考:『平均4.2カ月で1万フォロワーを実現する プロ目線のインスタ運用法』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295407127

著者は、累計300以上のアカウント運用支援に携わり、400万以上のフォロワー分析をしている、インスタ運用のプロフェッショナル、石川侑輝氏です。

単にフォロワーを増やすだけでなく、お店や商品、発信者が“推し”になるための情報発信やコミュニケーションのコツを提示しています。

対象がビジュアルSNSのInstagramということもあり、写真や事例もしっかりカラーで載っているので、直感的に理解しやすいと思います。

「なぜInstagramが流行るのかわからない」「投稿の勘所がわからない」という人のために、極めてベーシックな話から始め、実践的な投稿・コミュニケーションの話に発展するので、文字優位の人間にもとてもわかりやすいと感じました。

なかでも勉強になったのは、フィード、ストーリーズ、リール、インスタライブの戦略的な使い分け方。

箇条書き部分では、以下のような例えで表していますが、本文を読むと、どれを使って何をどのぐらいの頻度で投稿すればいいか、勘所が掴めると思います。

4つの投稿方法
・フィードは「インテリア」や「家具」
・ストーリーズは「テーブルの上」
・リールは「アルバム」
・インスタライブは「部屋の中」

Instagramを利用しているお客様の価値観や利用方法がわかるのが、個人的には一番勉強になったところです。

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

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「憧れ」の基準が、これまでよりも手前になっている

「Z世代」といわれる人たちのInstagramを見ると、自分の投稿欄がコレクションの場のようになっています

消費の目的は「コミュニケーションの生産」に

コミュニケーションの相手が自分にとってイケてる人であれば、より自分の存在を肯定できるようになります

“推し”の最大の条件はコミュニケーションできること

“推し”になるための3つの条件
(1)過去と現在を知っている
(2)本当の姿を知っている
(3)相互性がある

実態を認識できるコミュニケーションの例
・お店で会話をする
・InstagramのDMでやり取りする
・インスタライブでコメントに答えてもらう

Instagramには「ショッピング機能」といわれる機能があります。投稿画像に商品タグが付けられていて、ユーザーはそれをタップすることで、ネットショップに移動できます

提供すべき価値は、商品の背景へ移っています

需要より生産のほうが少ないことが、価値に繋がります

インスタで伝えたい3つのこと
(1)「目標」や「戦略」
(2)「失敗」や「困難」
(3)「商品の物語」

商品開発の過程をフォロワーと共有する

4つの投稿方法
・フィードは「インテリア」や「家具」
・ストーリーズは「テーブルの上」
・リールは「アルバム」
・インスタライブは「部屋の中」

「インスタで伝えたい3つのこと」をハイライトに

ハイライトでは、自分たちのアカウントの相互性についても紹介しましょう

相互性を含めたハイライトの例
・「普段フォロワーさんとDMでこんなことを話している」
・「こんな質問ボックスに回答しています」
・「フォロワーさんの意見を参考に、商品を作りました」

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Instagramで売るためのノウハウを期待して読みましたが、Instagramの世界観、お客様のニーズがわかったことが一番の収穫でした。

お客様との具体的なコミュニケーションのヒントにもなります。

ぜひ、読んでみてください。

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『インスタで“推し”になる方法』石川侑輝・著 クロスメディア・パブリッシング

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4295408808

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◆目次◆

第1章 消費者が持つ3つのインサイト
第2章 Instagramでしか伝えられないこと
第3章 消費者の「買う理由」をつくる
第4章 Instagramで伝えたい3つのこと
第5章 4つの投稿で“推し”になる
第6章 “みんな友達”の世の中

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