2022年12月1日

『時間最短化、成果最大化の法則』木下勝寿・著 vol.6131

【すぐやる社長の行動原則】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478115826

本日ご紹介する一冊は、東証プライム上場の株式会社北の達人コーポレーション代表取締役社長、木下勝寿さんによる自己啓発書。

北の達人コーポレーションは、健康食品、化粧品、雑貨の企画・開発・製造販売・インターネット通信販売事業などを営んでいる会社ですが、コロナ禍で多少停滞したことを除けば、2002年の設立以来、急速に業績を伸ばしています。(年商95億円、役員・従業員236名)

本書では、大学在学中すでに起業を経験し、リクルートを経て同社を創業、東証プライム上場、時価総額1000億円を達成したという著者が、その成功の法則を示した一冊です。

いわゆる自己啓発書ですが、決断力や行動力、目標達成力を向上させる上で重要な考え方が示されており、読んでおくと刺激を受けると思います。

行動力が10倍アップする「ピッパの法則」「めんどうくさければGO!の法則」(ピンGOに似てる?笑)、ボールペンより鉛筆を探す法則、「今がチャンス」は見送る法則など、ビジネスや投資に役立つ興味深い行動原則が示されており、ビジネスパーソンとして良い考え、習慣を持つのに役立つ一冊です。

どんな理屈を学んでも、結局ビジネスは筋の良い考え方、決断をし、素早く行動できるかどうかがすべて。

経営や投資に必要な「野生の勘」と、良い行動習慣が学べる、頭でっかちなエリートにこそ読んで欲しい一冊です。(エリートが野生の勘と行動力を身につけたら最強、と個人的には思っています)

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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成果=スキル×思考アルゴリズム

「考え方のクセ」は変えなくていい。努力して磨かなくていい。新たにインストールすればいいのだ

世の中には3種類の人がいる。「成功する人」「成功しそうだけどしない人」「成功しない人」だ。「成功しそうだけどしない人」は、話す内容は「成功する人」と同じだが、行動は「成功しない人」と同じ

ピッパの法則:ピッと思いついたらパッとやる

後でじっくり考えない

仕事が速い人:打合わせが終わった直後に実務に着手する前提で打合せをしている

「重要度&緊急度」は低くても“すぐ終わる”ものを優先

10分以内に完了するものは“今すぐ”やる

予備を用意することは期限を守ることにつながる

成功したければ必ず10回やること。そのために、「最初の9回は必ず失敗する心構え」「10回やる前提でのスケジュール」「10回実験する前提での資金配分」でやることだ。そうすれば、あなたは必ず成功する

やるべきだが、誰もやらない「めんどうくさいこと」に注目せよ

自社商品や自らの仕事をお客様目線で
“常に”見直す

「つくる」ではなく、お客様に「伝わる」までが仕事

「どれだけ一生懸命やったか」より「どれだけお客様の役に立ったか」

反対意見も必ず調べる

「今がチャンス」は本当のチャンスではない

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大阪の自宅マンションで、たった一人で、1万円を元手に起こした会社で、時価総額1000億円達成。

本書は、そんな著者の思考・行動の秘訣が学べる自己啓発書です。

「成功したければ必ず10回やること」の部分は、起業家ならぜひ読んでおいて欲しいところ。出張の際に著者が使っているという「持ち物チェックシート」は、抜け漏れをなくす習慣として注目です。(細かすぎて笑えます)

ぜひ読んでみてください。

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『時間最短化、成果最大化の法則』木下勝寿・著 ダイヤモンド社

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478115826

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0BDF7G3DZ

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◆目次◆

プロローグ 短時間で成果を上げ続けるための黄金法則
第1章 すぐやる人の思考アルゴリズム
第2章 必ず目標達成する人の思考アルゴリズム
第3章 ノーミス人間になる思考アルゴリズム
第4章 自分で考え行動する人の思考アルゴリズム
第5章 成功者の思考回路をコピーする
エピローグ 今日から「できる人」へ変身するあなたへ

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