2022年9月9日

『どんな時代もサバイバルする人の「ビジネス力」養成大全』小宮一慶・著 vol.6077

【135万部シリーズ】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799328921

本日ご紹介する一冊は、150冊以上の著書を持ち、年100回以上講演を行う人気経営コンサルタント、小宮一慶さんによる新刊。

ディスカヴァー・トゥエンティワンから出している、累計135万部超のベストセラーシリーズ、「ビジネスマン養成講座」のいいとこ取りをした、「大全」です。

今でも鮮明に覚えていますが、シリーズのなかでも『「発見力」養成講座』と『「数字力」養成講座』は中身が強烈で、どちらも大ベストセラーとなりました。

※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887595824

※参考:『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887596219

ですから、本書も1章、2章が読みどころだと思います。

第1章 ビジネスパーソンの共通言語を手に入れる「数字力」
第2章 課題や仮説を見出し、活用する「発見力」

「数字力」では、経済指標や貸借対照表、損益計算書を読むポイントを示しており、ここはビジネスパーソン必須の教養です。

貸借対照表の説明が驚くほどわかりやすいので、いまだに理解できていないという人がいたら、読むことをおすすめします。

「発見力」は、正直最初に読んだ時ほどインパクトがありませんが、初めて読む方は、刺激を受けるのではないでしょうか。

他にも、「勉強力」「読書力」「時間力」「解決力」「発想力」「実行力」「人物力」「リーダー力」「習慣力」が収録されており、良い勉強になると思います。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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数字を比較する
1.時系列で見る
2.他社や他国と比較する

貸借対照表とは、「お金の使い道」と「そのお金の調達源」を対照させたもの。左側が「資産の部」、右側が「負債と純資産(資本)の部」になります

なぜ純資産(資本)が負債と同じサイドに入るのか? と疑問に思う人もいるでしょう。それは、負債も純資産(資本)も資金の調達源だからです

負債:いずれ返さなければいけないお金純資産(資本):返さなくてもいいお金

「7-ELEVEn」のロゴの末尾のnが小文字であることに気づいていましたか?(中略)気にしていればものは見えてくるのです

思い込みがあると、ものは見えない

分解してポイントを絞って見る

人は、新しく出てきたものにはよく気づきます。ですが、消えてしまったものはなかなか分かりません

1秒だけ財務諸表を見るとすれば、貸借対照表の流動資産と流動負債の比率を見ます

人よりものが見えるようになるには、人よりたくさん勉強し、知識や道具の引き出しを増やしていくことが必要

「経済指標ダッシュボード」を定点観測するわけですが、次の4つにポイントを絞ってみると、数字を追いやすくなります。
1.GDP(国内総生産)
2.現金給与総額
3.消費者物価指数と企業物価指数
4.有効求人倍率

(話は)「バリューとインパクト」が重要

相手に必要なことだけ話す

意味ではなくて、意識を伝える

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これまでに著者の「ビジネスマン養成講座」シリーズを読んだことのある方にとっては、「おさらい」するための本ですが、改めて読んで、良いシリーズだったなあ、と思いました。

30代の頃に読んでおいて良かったと思います。

「大全」化するにあたって、ちょっと端折り過ぎの印象はありますが、要点を学ぶには良い本です。

20代、30代のビジネスパーソンは、ぜひ読んでみてください。

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『どんな時代もサバイバルする人の「ビジネス力」養成大全』小宮一慶・著 ディスカヴァー・トゥエンティワン

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799328921

<Kindleで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0B79JGBH8

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◆目次◆

第1章 ビジネスパーソンの共通言語を手に入れる「数字力」
第2章 課題や仮説を見出し、活用する「発見力」
第3章 人生100年時代を強く生き抜く「勉強力」
第4章 できるビジネスパーソンは読み方が違う「読書力」
第5章 成果につなげるタイムマネジメント「時間力」
第6章 ビジネスパーソンの最重要スキル「解決力」
第7章 インプットした情報をアイデアに変える「発想力」
第8章 アクションを起こして継続する「実行力」
第9章 人としての魅力を磨く「人物力」
第10章 個人だけでなく、チームの成果を上げる「リーダー力」
第11章 すべては毎日の生き方が決める「習慣力」

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