2016年7月12日

『人望が集まる人の考え方』レス・ギブリン・著 弓場隆・訳 vol.4374

【人望が集まる人の条件とは?】
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今日は、とある著名な実業家と会ってきましたが、本当にいつお会いしても、人を気持ち良くさせる方です。

こちらだけでなく、同行者や一緒に訪れたお店の店員さんに、一人一人出身地や仕事の苦労などを聞いていくのです。

以前、この方の会社を訪れたことがありますが、オフィスに出入りするすべての従業員に声掛けしているのが印象的でした。

本日、その方のメンターがどなたか伺ったのですが、既にお亡くなりになった某有名経営者でした。

氏によると、「華のある人というのはいるもんだけど、あんなに入ってくるなり会場が華やぐ人は見たことがない」とのこと。

そう、魅力的な人、人望が集まる人というのはいるものなのです。

では、われわれはそんな人に近づくことはできないのでしょうか? そこでヒントをくれるのが、本日ご紹介する一冊。

累計500万部突破の自己啓発作家、レス・ギブリンによる『人望が集まる人の考え方』です。

タイトル通り、人望が集まる人の条件や思考を説いたもので、人間関係術として、大いに勉強になります。

さっそく、内容を見て行きましょう。

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相手にもっと働いてもらいたいなら、その人に注目すると効果的

自分が求めているものに合わせた調子で始める

多くの人は他人にどう思われるかを絶えず心配しているが、自分が他人にどう思われるかは、自分の自己評価によるところが大きい

◆相手をイエスと言わせる方法
1.相手を「イエス」と言いたくなる気分にさせること
2.「イエス」と言いたくなるような質問の仕方をすること
3.質問をしながら肯定的にうなずくこと

他人を変える力を持っている人はいないが、相手をあるがままに受け入れると、自分を変える力を相手に与えることができる

多くの偉大な実業家が「男性を昇進させる前に、その奥さんを見極める」と言っている。彼らが関心を寄せているのは、男性の妻が美人かどうかとか料理がうまいかどうかより、夫に自信を与えているかどうかだ

相手に親愛の情を抱いたら、恥ずかしがったり照れたりせず、「あなたに会えてとても嬉しい」と言うことを心がけよう

相手を説得したいなら、自分の意見を相手に受け入れさせるだけでなく、相手を窮地から救い出す方法を心得ておかなければならない。そのためのふたつの方法を紹介しよう。
方法その1 相手が事実関係を把握していなかったことにする
方法その2 言い訳をする機会を与えて相手の顔を立てる

相手が思いもよらないときに感謝する。相手が予想していないとき、感謝の言葉はより強い力を持つ

自分の幸福感を高めたいなら、他人の中にほめるべき素晴らしい点を探そう

◆相手に注意を与えて成果を上げるための7つのルール
1.一対一で注意を与える
2.ほめ言葉で前置きをする
3.相手の行為に注意を与える
4.正しい方法を教える
5.要求ではなく依頼をする
6.注意は1回にとどめる
7.友好的に話を終える

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当たり前のことも多く書かれていますが、リーダー・マネジャーとして自己採点すると、できていないことばかりで反省させられます。

手元に置いて、繰り返し読みたい一冊です。ぜひチェックしてみてください。

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『人望が集まる人の考え方』レス・ギブリン・著 弓場隆・訳ディスカヴァー・トゥエンティワン

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◆目次◆

Part1 人間の習性をうまく活用する
第1章 成功と幸福を手に入れる方法
第2章 人を動かす基本的な秘訣
第3章 自分の「隠れ資産」を有効に使う方法
第4章 他人の行動と態度をコントロールする方法
第5章 相手によい第一印象を与える方法
Part2 友情をはぐくんで相手を味方につける
第6章 人々をひきつける3つの条件
第7章 相手とすぐに打ち解ける方法
Part3 効果的な話し方で成功する
第8章 言葉で表現する能力を磨く方法
第9章 聞き上手になる方法
第10章 たちまち相手の賛同を得る方法
Part4 人々にうまく働きかける
第11章 相手の全面協力を得て成果を上げる方法
第12章 人間関係で奇跡を起こす方法
第13章 相手を怒らせずに注意を与える方法
Part5 人間関係のワークブック
第14章 成功と幸福をもたらす効果的な行動計画

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