2015年4月6日

『半径5メートルの野望』はあちゅう・著 vol.3912

【はあちゅう版『野心のすすめ』】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062188082

長年ビジネス書を読んでいて思うのは、ビジネス書の著者には、最高潮の時期があるということです。

もちろん、本物のベテランになると、作家人生のなかで何度も花を咲かせることができる。

しかし、それでもやはりピーク時に出された代表作には、言葉では説明できない「エネルギー」があるものなのです。

最近は、タクシーに乗る度に運転手さんに「最近読んだ本は何ですか?」「その本が良かった理由は?」と尋ねることにしていますが、良かった理由は決まって「元気になった」です。

そう、すべてとは言いませんが、人はやはりエネルギーを受け取るために本を読むものなのです。

そういう意味で最近おすすめなのは、カリスマブロガーとして知られるはあちゅうさんの『半径5メートルの野望』。

献本を待っていましたが、なかなか来ないので、しびれを切らして先ほど買ってきて、さっそく読んでみました(笑)。

本日は、神田昌典さんでいうところの『非常識な成功法則』、林真理子さんでいうところの『美女入門』に値する、はあちゅうさんの代表作です。

※参考:『非常識な成功法則』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894514656

※参考:『美女入門』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4041579341

読んでみると思いのほか著者の熱い思いがほとばしっていて、読後には思わずうれしくなってしまいました。

はあちゅうさんといえば、過激発言、大胆な企画で賛否両論の方ですが、本書を読めば、きっとファンになるはず。

いくつか、心に響いたフレーズをご紹介します。

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<知らない他人を気にしている暇があるなら、大好きな誰かのために生きよう>

<小物たちが私のアラを探しまくっている間に、私は大物になるために頑張るのです。彼らの手の届かない世界、見たことのないものがある世界、会えない人と会える世界にいくんだ、と自分を奮起させています。そうとも知らず、小物たちは私にせっせと「悪口」という燃料を毎日くべてくれているので、自分の時間をたくさん使って、私を動かす原動力になってくれてありがとう、とこの場を借りてお礼を言っておきます>

<小物の5秒に対して、大物を目指している私が24時間落ち込んでいたら割に合わないので、ムカッとしたとしても、5秒で忘れることにしています>

<覚えていてください。「あいつなんてもう終わってるよ」と言ってくるような人は、その人自身、何一つとして始まってもいないような人です>

<先輩から「お前は、疲れたとか、仕事がつまらないとか言っているリーダーについていきたいか?」 リーダーになろうと思ったら、弱音は吐くな」と怒られて、はっとしたことがあります。「憧れ」と「同情」は同時には得られないのです>

<頑張り続けられる人だけが、輝き続けられる>

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物心ついた時から見た目にコンプレックスがあり、言論活動を始めてから何度も炎上・批判を浴びまくった著者が、どうやってそのコンプレックスやストレスを乗り越えたのか。

本書には、批判の裏で耐え忍び、絶えず向上心の炎を燃やしていた著者の熱い思いと、突き進むための考え方が示されています。

騙されたと思って、ぜひ読んでみてください。

これは「熱い」一冊です。

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『半径5メートルの野望』はあちゅう・著 講談社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062188082

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◆目次◆

第1章 負を燃料(エネルギー)に変える
第2章 機動力を鍛える
第3章 存在感をつくる
第4章 夢を叶え続ける
第5章 自分の居場所を見つける
第6章 進化と深化のバランスのとり方
第7章 人生を最高傑作に変える

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