2013年11月7日

『「仕事が終わらない」を抜け出す200のアイデア』 ローラ・スタック・著 vol.3397

【生産性を上げるヒント】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484131226

本日の一冊は、ウォルマート、シスコシステムズ、UBSフィナンシャル・サービス、ハインツ、バンク・オブ・アメリカなど、名立たる企業に生産性向上の指導を行い、2011年~2012年には全米講演家協会(NSA)の会長も務めた著者が、生産性向上のヒントを示した一冊。

本書の1章で著者は、なぜわれわれの仕事が増え続けるのか、なぜやることがたくさんあるのか、その原理を説明しています。

やりかけのタスクが多いこと、減らさずにどんどん足すこと、邪魔が入るたびに即反応してしまうこと、決断できない、整理できないなどは、すべて生産性の敵ですが、そこを明らかにした上で、解決のヒントを提示しています。

メールチェックはまとめてすること、インターネット、とくにSNSに注意すること、他人のもめ事や問題に時間を奪われないこと、先延ばしにしないこと…。

そして重要なのが、「マルチタスクをしない」こと。

マルチタスクをすると<集中力が低下し、単に忙しいだけなのに生産的だと自分を誤解してしまう>からだそうです。

ありきたりのものから、著者独自のものまで、さまざまな生産性向上のアイデアが載っていますが、個人的に参考になったのは、「6D情報管理システム」でした。

◆6D情報管理システム 基礎となる6つの決断
1.捨てる(Discard)
2.人に委ねる(Delegate)
3.実行する(Do)
4.日付を決める(Date)
5.引き出しに入れる(Drawer)
6.防ぐ(Deter)

このシステムは、メールを受け取った場合を想定したらわかりやすいですが、まず、1.いらないメールなら削除する。あるいは2.別の人に転送して委ねる。そのどちらも無理なら、3.自分で返信する。もちろん、メールの中には今すぐ返事できないものも含まれますから、その場合、4.日付を決めるというわけです。今すぐ使わないものであれば、5.引き出しに入れて保存する。また、迷惑なメールなら、6.時間がある時に「防ぐ」。つまり、購読を停止するか、ルールを設定するか、送信者をブロックするということです。

あらゆる情報がこのシステムで管理できるため、これは便利なやり方だと思いました。

正直、時間管理本、整理本をたくさん読んでいる人には既知の内容が多いですが、指摘されている点は、いちいちもっともだと思います。

生産性向上のために、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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ただ何かを「する」ことと、何かを「生産する」ことを混同してはいけない。あなたや会社にとって本当に重要なことにだけ集中して、抱える仕事の量を減らそう

自分が何をすべきかを決める上でまずすべきは、あなたの生産価値を高めないタスクを切り捨てることだ

メールの受信トレイを一日中チェックしている? それは絶対NG! メールが届くたびに作業を中断していたら、生産性はガタ落ちだ

最近の調査によれば、働く人は1日に平均2時間を無駄にしており、そのうち約1時間はインターネットに費やしているという

具体的な締め切りのないちょっとした仕事を頼まれたら、自分で締め切りを設定しよう

生産性を最大にしようとしているときに、人からの依頼にいつも応じていてはだめだ

◆会議にたくさんの人を招集する前に、自分自身に問いかけてほしい3つの質問
1.本当にすべての人が出席する必要があるか?
2.会議に呼ばなくても情報を共有できないか?
3.そもそも集まる必要があるのか?

マルチタスクはやめよう。集中力が低下し、単に忙しいだけなのに生産的だと自分を誤解してしまう

読むテクニックについて私がおすすめするのは、リズミック熟読の方法だ。このメソッドでは、はじめに読んでいるものの目的とタイトル(またはサブタイトル)に集中する

◆6D情報管理システム 基礎となる6つの決断
1.捨てる(Discard)
2.人に委ねる(Delegate)
3.実行する(Do)
4.日付を決める(Date)
5.引き出しに入れる(Drawer)
6.防ぐ(Deter)

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『「仕事が終わらない」を抜け出す200のアイデア』ローラ・スタック・著 阪急コミュニケーションズ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4484131226

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◆目次◆

第1章 愛情と育ち方──ぼくはこんなふうに生きてきた
第2章 仕事と運不運──続けていれば、あるとき目の前の席が空く
第3章 希望とよろこび──幸福は日常の中にそっとかくれている
第4章 正義と善悪──アンパンマンは倒すより助けるヒーロー
第5章 子どもと個性──力が足りないなら、ゆっくり走ればいい
第6章 いのちと生き方──人生にムダはひとつもない

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