2012年8月19日

『仕事は楽しいかね? 最終講義』デイル・ドーテン・著 Vol.2951

【働くことの喜びを思い出す一冊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712976

本日ご紹介する一冊は、2001年に出され、大ベストセラーとな
った『仕事は楽しいかね?』の最終講義。

※参考:『仕事は楽しいかね?』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877710787

2007年に出版された『決定版 仕事は楽しいかね?』を改題・再編集したものです。

人間、誰しも仕事が楽しくなくなることがあるものですが、それは、続けているうちに、心をなくしてしまうから。

お客様や社会に「良い」サービスをするために始めたのが、やがて「偉大」になることが目的になり、情熱は色あせていく。

本書では、シリーズの主役であるビジネスの天才、マックスと、彼の甥、そして最近仕事で落ち込んでいる甥のフィアンセ、アンジェリーナが登場し、なぜ仕事が楽しくなくなるのか、どうすれば再び仕事を楽しめるようになるのか、マックスによるレッスンが始まります。

・完璧な人を探すのをやめて、完璧以上に素晴らしい人を探す
・“常に”相手の無限の価値を“忘れてはならない”
・「後から考えてみると最高」と言える飛躍したアイデアを
・相手に対する期待を込める

仕事に悩む若者が、老マックスのレッスンを受けて、みるみる変わっていく。その様子を見ているだけで、仕事への情熱が甦ってきます。

マックスのアドバイス全般に貫かれているのは、仕事への積極的な姿勢と、人の可能性を信じること。

長くマネジメントをやっていると、人間不信に陥ったり、本来のビジネスの目的を見失ったりするものですが、本書はそんな時にこそ、読みたい一冊です。

実際の企業の「伝説の社員」たちのエピソード・教訓も散りばめられているので、若手ビジネスマンにとっては、成果を生むとはどういうことか、ビジネスを楽しむとはどういうことか、深く理解するきっかけになるでしょう。

停滞する日本に、もっとも欠けている視点。

それはおそらく「仕事を楽しむ」という視点でしょう。

ワクワクした毎日を送るために、ぜひ読んでおきたい一冊です。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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「アンジェリーナ、完璧な人を探すのをやめて、完璧以上に素晴らしい人を探すようにすれば、きっと一緒に働く人々の中に宝を見つけることができると思うよ」

私たちが探すのは、仕事を特別にしてくれる人々だ。それが、完璧以上に素晴らしい社員であり、会社の宝なんだよ

人と接するときは、“常に”相手の無限の価値を“忘れてはならない”んだ

後から考えてみると最高のアイデアへ。いつもの道を通っていたのでは決して気づかないアイデアへ

『相手が納入業者であろうと、従業員であろうと、社内のお客さんであろうと、私は三つのことを知ろうと努めています。その三つとは、彼らの専門領域、快適領域、そして情熱を傾ける対象です。それが分かれば、無理な要求をして困らせることなく、相手を伸ばすことができるのです』(リーバイスのリンダ)

分別のある人間には、何も成し遂げられない
(ジョージ・バーナード・ショー)

誰が知っているか分かっていれば、自分が知っているのと同じだ

売り手と顧客がともに学んで行くとしたら、もう他の競争相手は決してついて来られない

それはエリック・スワンソンという人物が書いた、「偉大な教会から良い教会へ」という記事だった。「多くの教会は、偉大な教会になる道を模索している。しかし大きな教会も、やがて規模だけでは十分ではない、ということを発見するのだ」スワンソンの主張によると、偉大な教会になろうとするあまり、正しいことをするという本来の能力を失ってしまうという

「ご予定を変更なさる場合は、ご連絡ください」と言う代わりに、「ご予定を変更なさる場合は、ご連絡いただけますか?」と言わせたのだ。たったそれだけである(中略)そのレストランは、すっぽかし率を六〇パーセント以上減らした(中略)どうしてそんなに効き目があったのか? それは、情報のやり取りの中に、相手に対する期待を込めたからだ

僕は、報いてあげられる人を雇うんだ。報いてやるために、人を雇う。会議のたびに、誰を認めてやれるか考える

誰も彼にヒーローになってくれと頼んだわけじゃなかった。でも、彼は大勢の人にヒーローになってくれと頼むことで、ヒーローになってしまった

『良い上司になりたければ、良い顧客になれ』
『良い部下になりたければ、良い上司になれ』
『良い納入業者になりたければ、良い友達になれ』

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『仕事は楽しいかね? 最終講義』デイル・ドーテン・著 きこ書房

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877712976
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◆目次◆

プロローグ 良い会社が持っているもの、それは一握りの宝さ。
第1章 もっと良くできないかなあ?
第2章 目指すべきは、非常識な行動なんだ。
第3章 最初の解決策は人からの借り物、
    二つ目の解決策は常識の範囲内、
    三つ目の解決策が天才のアイデアだ。
第4章 最高の社員が人とは違う考え方をするのは、
    人より多くのことを知っているから。
    彼らが人より多くのことを知っているのは、
    人より多くの質問をするからだ
まとめ 与えられた仕事以外のことをすることで、
    彼らは職場全体の意識を高め、
    周りの人々をも向上させるからなのです。
エピローグ ぜひ試してみてほしい。まずは何か“完璧な”も
      のを見つけ、それをより良くすることから始めるのだ。

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