2008年4月6日

『情報は1冊のノートにまとめなさい』奥野宣之・著

【100円ノートで情報をすべて一元化】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491768

本日の一冊は、環境、運輸などの業界専門紙で記者として活躍する著者が、その効率的な情報管理法を公開した一冊。

デジタル全盛の時代にあえてアナログの利便性を訴えた内容で、ひと言で言えば、100円ノートに情報をひとまとめにする、というだけですが、内容が極めて実践的なのがポイントです。

情報は時系列で並べ、記事ごとに「080407」というように日付を入れ、後から検索できるようにする、索引に「企画」などといったタグをつける、略字を使う、映画を見たら半券を貼る、というように、かなり具体的に書かれており、実行する際に迷うことはありません。

A6サイズのノート、住友スリーエムの「はってはがせるスティックのり」、ゼブラの「ペンポッド」など、実際に使うアイテムも銘柄入りで書かれており、今すぐ試したくなるのが特長です。

持ち運びやすさ、一元化のメリット、不測の事態が起きた時の安全性を考えると、このメソッドは確かに有効なメソッドだと思います。

さっそく文房具屋に行って、A6ノート、試してみることにします。

ちなみに本書、発想法のヒントとしても有効です。クリエイティブな仕事に携わっている方は、ぜひ読んでみてください。

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▼ 本日の赤ペンチェック ▼
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スケジュール管理やメモ以外にも、あらゆる「書いたもの」「もら
ったもの」を一括して管理できる「ノート」を作って、整理しない
まま書き殴り、情報をどんどん突っ込んでいく

手帳に入れて持ち運ぶものは「これだけでなんでもできる」ではな
く「これだけはないと困る」というレベルにとどめておくのが現実的

使用するのは携帯に便利なA6サイズのノートです。常にカバンを
持ち歩くのならA5もいいでしょう。大事なのはA判であることで
す。A6とは、A4の紙を二回折ったときのサイズで、文庫本とほ
ぼ同じ大きさです

どこでも書けるように、確実にペンを持ち歩く方法は、ノートにペ
ンを付けることではありません。ペンをいたるところに用意してお
くことです

企画書や特別なメールのやり取りなど、自分で苦労して作った文書
を貼り付けておけば、バックアップは万全

僕はタクシーで一〇〇〇円札がないときや財布が空なのに気づかな
いときに備えて、一〇〇〇円札を三枚、表紙にホチキス留めしてあ
ります

「はがせる糊」を使えば、普通のコピー用紙を「ポストイット化」
でき、何度でも新しいノートに貼り直すことができます

スケジュールは別システムにしておく必要がある

予定はプライベートも仕事もごちゃ混ぜで一枚のシートに書き込ん
でいく必要がある

A3以上になると八つ折にするより、縮小コピーしたほうがいい

「ジョッタ」とは、ワイシャツの胸ポケットに入る革製の用箋バサ
ミのようなもので、文房具店で売っている情報カードを四隅を差し
込んで固定することができます。これを、ノートを補完するメモと
して使います

頭のなか、あるいは聞こえてくる話を「垂れ流し状態」で記録する
のがベスト

(ノートを)使い終われば、表紙に番号と試用期間を記入。番号を
書いた紙を背表紙に貼っておくとより便利だ。劣化が遅いメンディ
ングテープがいい

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『情報は1冊のノートにまとめなさい』奥野宣之・著
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491768
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◆目次◆

一冊にまとめるほうが、結局うまくいく
第1章 複雑なのは続かない、使えない
第2章 情報を一元化する技術
第3章 予定と記録を一元化する「時間管理術」
第4章 ネタになる断片メモの「保存法」
第5章 メモを宝に変える「アイデア術」
第6章 分類せず一発検索する
あとがき

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