2006年10月20日

『営業の赤本』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822245470

本日ご紹介する一冊は、何かを始めようとする読者に、決して言い
訳を許さない一冊です。

著者はアメリカでトップセールス、講演家、コラムニストとして活
躍中の人物で、もちろん本書も表向きは営業の本です。

トップセールスとして活躍するための方法論や心構え、そしてそれ
を伝えるユーモアにあふれる一冊ですが、この本を営業マンだけの
ものにしておくにはあまりに惜しい。

自己啓発書の多くは、その目的である「行動」を起こさせることに
失敗していますが、本書はちょっと違います。

行動しないことの言い訳を徹底的に排除する辛口&ユーモラスなト
ークで、読者の心にやる気と魂を吹き込んでくれる、そんな一冊なのです。

仕事にのぞむときに、一ヶ月のノルマを望むのか、それとも一生涯
の成果を求めるのか、人から見てどんな自分になりたいのか、そし
て、仕事に対する自分の美学は…。

自らの仕事について振り返り、新たな行動と習慣を促してくれる、
貴重な一冊です。

本書を読んで、久々に土井も熱く燃えてきました。

ちょっと奇抜な本のつくりで、最初は戸惑いましたが、読み慣れる
とかえってそれが心地良い、不思議な一冊です。

これはぜひ読んでみてください。

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■ 本日の赤ペンチェック
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成功する人とそうでない人の違いは、哲学があるかないかである。
営業マンのほとんどは、一ヶ月にどれだけ売れるかしか考えていな
い。そうではなくて、一生涯かけてなにが達成できるかということ
を考えて欲しい。わたしはそういう考え方をしている

人は売りつけられるのはきらいだけど、買うのは大好き

あなた自身に価値があれば、市場のほうからあなたを求めてくる。
まず価値を与え、営業マンとしてでなく、情報源として認めてもら
う。あなたの価値は、あなたが持つ知識であり、他人のためになろ
うとする気持ちだ

失敗は最良の師である。失敗という手痛い経験によって目が覚めれ
ば、固い決意をするきっかけになる。失敗を失敗と考えず、二度と
同じ間違いを繰り返さないことを学んだと思えばいい

優秀な営業マンは、月の最初の二週間でノルマを達成し、残りの二
週間で預金残高を積み上げていくものだ。あなたは、上司が秘訣を
尋ねにきたり、社長が「よくやった」というねぎらいの電話をかけ
てきたりするような営業マンにならなければだめだ

ほかの人にとって一番の人間になるためには、自分自身にとっても
一番の人間にならなければいけない

「あなたの会社のことを教えてください」という言葉は、お客様に
伝える言葉のなかで三番目に愚かなものだ。二番目は「わたしの仕
事を説明させてください」である

進んで人のためになることをしよう――唯一の方法ではないが、ブ
ランドを長期的に維持するにはこれが最善である

営業で大切なのは、誰を知っているかではない。誰に知られているかだ

効果的な質問をすれば、お客様は新しい考え方をする

リスクを取り除くことを、クロージング成功の切り札とする

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『営業の赤本』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822245470
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■目次■

「なぜ買うのか?」
赤いゾーンで売る
本書をどう読むか
この本が赤い理由
営業マンにとって成功と失敗の違いは何か?
なにが一番怖い?
営業で成功し続けるための12.5原則
わたしという営業マンの物語
営業マンとして最も大切なこと
生涯学び続けるための12.5原則
「やればやるだけうまくいく」という原則
どうすればナンバー1になれるか? それをどこまで維持できるか?
本書に終わりはない
監修にあたって 

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