2006年2月25日

『論理的なコトバの使い方&文章術』

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512173
本日の一冊は、受験界で有名なカリスマ講師、出口汪さんが、論理力の磨き方を説いた、注目の一冊です。

「論理とは、言葉を一定の規則に従って使うこと」というのが、著者の主張。つまり、意識して訓練すれば、誰でも言葉を磨き、論理力を身に付けることができる、という論法です。

さらに著者いわく、論理力を鍛えるためには、1.論理的な読み方、2.論理的なまとめ方、3.論理的な書き方、が不可欠。

本書では、これらが身に付けられるよう、適宜レッスンを交えながら、講義が進められています。

著者の指導に従って読んでいけば、誰でも、論理の基礎を身に付けられる、そんな手軽かつ有用なテキストです。

文章を書く際、つい感覚的に書いてしまう。人に「論理的じゃないね」と言われる人は、ぜひ読んでみてください。
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■ 本日の赤ペンチェック
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ものを考える人間は多くの文章を読み、それらをストックとして蓄えているのです。しかも、それらのストックをいつでも取り出せるように、たえず鍛えているのです。そのためには、文章を論理的に理解できなければなりません

ものを考えるには、言葉を一定の規則に従って使う訓練が必要

文章を論理的に読むこと、それを整理しまとめること。知のストックを活用し、教養を身につけ、広い視野を育て、ものの見方を深めること。そのうえで、論理的な文章を書くこと

数多くの文章を読み流し、さまざまな体験を積み重ねながら、すべてを忘却のかなたに押し流してきた人と、大切なものを一つひとつ宝物を収集するように保存してきた人では、長い人生の間に次第に開いていく差は決定的

◆論理的な文章に欠かせない6つのゴールデンルール
1.主語と述語で要点をつかむ
2.言葉のつながりを見る
3.文と文のつながりを見る 
4.因果関係を見る
5.イコールの関係を見る
6.対立の関係を見る

人はそう簡単に分かってくれないと気がついたとき、論理的な伝え方が始まるのです。その第一歩が、話題の提示です

論理的な文章は必ず図式化が可能で、それは同時に要約が可能だということ

論証の仕方を自分のものとするためには、その論理形式に慣れること

無駄のない文章を書くには、飾りを取りはらうための要約力が大切

真の独創は、他人の文章を多く模倣することから生まれる
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『論理的なコトバの使い方&文章術』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894512173
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■目次■
プロローグ
第1章 言葉が人生を劇的に変化させる理由
第2章 なぜ、あなたの話が通じないのか?
第3章 「論理エンジン」で言葉の基本を身につける
第4章 考えを整理するための「論理エンジン」
第5章 考えるツールをつくる文章のストック法
エピローグ
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