2022年1月18日

『勝てる投資家は、「これ」しかやらない』上岡正明・著 vol.5920

【堅実な株式投資の鉄則】
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本日ご紹介する一冊は、チャンネル登録者数15万人の投資系YouTuber、上岡正明さんによる、投資指南本。

株式投資における、再現性の高い「鉄則」を記述したもので、内容は景気の見方から銘柄選定、投資の心理学まで多岐にわたっています。

奇をてらった内容ではありませんが、米国株の法則やセクターダイヤグラムで循環を考える方法、ヒンデンブルグの予兆などは、ある程度経験のある個人投資家でも、知らない人は多いのではないでしょうか。

著者は、株式投資で23年のキャリアを持ち(2021年時点)、約6億円の資産を築いたそうですが、本書にはその手法が書かれています。

限られた時間で堅く稼ぎたい投資家にとっては、ベーシックで役立つ内容だと思います。

株式投資では、欲や恐怖が絡み、言われてみれば当たり前のことが、なかなかできないもの。

どうすればルールを守り、冷静に投資できるのか。買う時も売る時も役立つ心構えが書かれており、勉強になります。(もちろん、損切りの仕方も)

難しい会計の知識や経済知識はいらないので、初心者でも楽しく読めると思います。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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株式投資で勝つための法則
再現性×期待値×資金管理

得た利益はすべて再投資する

株式投資の世界で勝ち残っていくには、ほかの投資家がまだ興味を示していない株を先んじて買ったり、他の投資家より先に高値で売っていく必要があります。逆に言えば、あなたが株を高く売りたいと思った場合、あなたの株をより高値で買いたいという人が増えないとダメ

私の考える株式投資の上手い人は、非常にシンプルです。「安いところで買って、高いところで売る」「高いところで売ったら、再び増えた資金で、安いところで買い戻せる」

超多忙な女性経営者の驚くべき投資手法「もともと、株にかける時間はありません。なので、年に一度あるかないかの急落時にしか、私は株を買わないんです」

あなたは、はたして早く儲けたいという自分の焦りや欲望に打ち勝って、「安く買って、高く売る」を繰り返せていると自信を持って言えますか

利益確定の局面ではまず、「自分の投資シナリオの目標価格で売る」を繰り返します

初心者は黙って「少額からスタート」

チャンスがくるまでエントリーしない

米国市場のトレンド
「夏秋の株安は絶好の買いの場だ」

セクターダイヤグラムの考え方(米国)金利が低く、景気が良いときは金融株とハイテク株が注目を集めやすく、金利が低いままで景況感が弱くなり始めると、貿易収支などの数値に左右されにくい通信株、ヘルスケア株、生活必需品株、公共株などの内需関連やインフラ株が注目を集めやすくなることがわかります。逆に景気が良いまま、金利が高くなると、工業株、素材株などの景気循環株が強くなります。そして、金利が高いまま、景気全体が弱くなると資産防衛のためエネルギー株が注目を集めやすくなります

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株式市場が大きく動くタイミングでうろたえないためにも、ぜひチェックしておきたい内容です。

個人投資家の方は、ぜひ読んでみてください。

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『人間ぎらいのマーケティング』林直人・著 実業之日本社

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◆目次◆

第1章 投資マインドを爆速で身につけよ
第2章 株式投資は最初の準備が9割
第3章 株で勝ち続ける投資家の神・共通点
第4章 初心者~中級者必読! 投資のプロがやっている「習慣術&勉強法」
第5章 再現性を活用した 実践!トレード手法
第6章 勝負を分ける「買いと売り」の全技法
第7章 欲望をコントロールする者だけが投資を制する
終 章 免許皆伝! 勝つ投資家になるための「鬼の鉄則」集

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