2021年12月1日

『人は聞き方が9割』永松茂久・著 vol.5890

【年間ベストセラー1位! 待望の続編】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/479911008X

本日の一冊は、2021年年間総合ランキング1位に輝いた、『人は話し方が9割』の待望の続編。

著者は前作と同様、実業家・講演家の永松茂久さんです。

※参考:『人は話し方が9割』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4799108425

『人は話し方が9割』って言ってたのに、今度は『人は聞き方が9割』っておかしくないか? とツッコミが来そうですが、じつは「話し方」のなかで極めて重要なのが「聞き方」という位置づけです。

なかなか上手いですね(笑)。

前著は、話し方のメンタル面にフォーカスした良書でしたが、今回もまた、聞き方が相手のメンタルに与える影響についてよく書かれています。

相手に安心感を与える聞き方、好かれる聞き方、嫌われない聞き方、相手をノセる聞き方…。

良い場作りのための「聞き方」の極意がまとめられていて、今回も勉強になりました。

なかでも「魔法の傾聴」と「嫌われない聞き方」の解説部分は必読です。

人は基本、話したがる生き物ですが、本来は聞くことによって人間関係を構築することができる。

そういう意味で本書は、ネットワーク作り、場作りの本でもあると言えるでしょう。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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会話を上達させる一番のコツは、「苦手な話し方を磨くことや、苦手な人との会話に使う時間を減らし、自分の大切な人の話を聞く時間を増やすこと」

「話を聞いてる」と言う人の多くは「言葉」を聞いています。つまり内容はしっかりと把握できているのです。しかし、「話を聞いてほしい」と言う人の多くは、その話の奥にある「感情」を聞いてほしいのです

不安の逆にある、今、人が求めているもの、それは「安心感」です

聞くことにより、相手が何を求めているのかをまず知ることで、相手の興味のある話題を展開することが可能になります

苦手なピッチャーより、いい音を鳴らすキャッチャーになろう

では一般的な会議はなぜ面白くないのでしょうか? 私はこれには大きく分けて3つの原因があると思っています。1つめが会議参加者の表情が作り出す空気2つめが「正解以外はダメ」という聞く側のプレッシャー そして3つめが「絶対に正解を言わないといけない」という思い込み

どんなに間違ったとしても、温かく周りが聞いてくれる、という確固たる安心感を持つと、どんな人でも話せるようになる

相手の感情に表情を合わせる

相手にヘソを向けて話す意識をする

人の話を聞く時はなるべく携帯を置こう

笑わせるより一緒に笑う

◆嫌われない聞き方
1.違う意見の人を否定しない
2.自分の常識を押しつけない
3.話す相手と競わない
4.結論を焦らない
5.答えや解決策をはじめから言わない
6.さえぎらない、話を変えない
7.心を折るツッコミはしない
8.干渉しすぎない
9.「ここだけの話」は絶対、人に言わない

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相手にヘソを向けて話す、人の話を聞くときはなるべく携帯を置くなど、細かなアクションに関しても書かれており、実践的な内容だと思います。

ぜひ読んでみてください。

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『人は聞き方が9割』永松茂久・著 すばる舎

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◆目次◆

はじめに 話なんか苦手なままでいい
第1章 なぜ「聞く人」はうまくいくのか?
第2章 人に好かれる人の聞き方
第3章 嫌われない聞き方
第4章 「また会いたい」と思われる人の聞き方
おわりに いい言葉といい出会いがいい人生を作る

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