2021年12月2日

『世の中を変えた偉人365』和田孫博・監修 vol.5891

【灘中・灘高の校長が監修した偉人本】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4815612242

本日の一冊は、アルキメデスから大谷翔平まで、365人の偉人の人生をクイズ形式でコンパクトに解説した一冊。

「何をした人?」「この偉人の一生は…?」「○かXか?」などの質問に答える形でうんちくをまとめており、要点を知りたい方には便利な一冊です。

ジャンル的には、「発明・発見」「宗教・思想」「文化」「芸術」「政治」「ビジネス」「冒険家・アスリート」の7つのジャンルに人物が分類されており、1日1ページ1人物、365日で365人の人生がわかるように構成されています。

それぞれの人物が活躍した年代や、呼び名、キャッチコピー、代表的な仕事やキャラクター、エピソードなど、過不足なくまとめられています。

歴史の試験対策や、ちょっとした雑学に、威力を発揮しそうな内容です。

監修を務めた和田孫博先生は、有名進学校、灘中学校・高等学校の校長先生で、過去に『未来への授業』(著書)『未来の扉をひらく偉人のことば』(監修本)などの本も手掛けています。

中学校・高校の時点からこんな本を読んでおけば、大人になってからあわてて雑学を仕込む必要はなくなりそうですね(笑)。

いろんな有名人が紹介されていますが、ここではメジャーな人物のマニアックなエピソード、あるいはちょっとマニアックな人物を中心に紹介してみましょう。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きます。

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◆エジソン(トーマス・A・エジソン)
1.蓄音機、白熱電球などを発明した
2.初めて自動車に乗った
3.飛行機を発明した
「どうしてAはPとは読まないの?」などと質問をしたり、ガチョウの卵を自分でかえそうと思ってずっと納屋にいたり、ときには火事を起こしてしまったことも。好奇心旺盛すぎて、先生や周りの大人をこまらせていました(豆)今では常識の「1日3食」の食習慣もエジソンが始めたんだ!

◆津田宗及
(豆)戦国時代から安土桃山時代にかけて堺で活躍した商人で茶人
1.信長に立ち向かった商人
2.堺の町の商人のリーダー
3.茶の道具を売って大もうけをした商人

◆徳川光圀
1.『日本書紀』をつくらせた
2.日本全国を旅して、悪者をこらしめた
3.『大日本史』をつくらせた
光圀が『水戸黄門』のモデルになったのは、学者たちが『大日本史』をつくるために各地をめぐったからなの

◆ハーシェル(ウィリアム・ハーシェル)
1.天王星を発見した
2.海王星を発見した
3.冥王星を発見した
ハーシェルが生涯で自作した天体望遠鏡の数は400台以上! 最も大きなものは、直径約1m20cm、長さ12m(40フィート)もあったよ

◆華岡青洲
(豆)世界で初めて全身麻酔での手術を成功させた
1.「通仙散」を使って乳ガンの手術を成功させた
2.「ペニシリン」を使って盲腸の手術を成功させた
3.『解体新書』を使って乳ガンの手術を成功させた
欧米で初めて全身麻酔が行われたのは青洲の手術から約40年後なんだよ

◆チャールズ・バベッジ
(豆)今のコンピュータの原型となる電子計算機(解析機関)を考えた数学者

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偉人たちが子どもの頃、どんな人物だったのか、印象深いエピソードがまとめられており、興味深く読めました。

また、何歳で何を成し遂げたというのが丁寧に書かれているので、子どもには特に刺激的かもしれません。

大人が雑学を語る際にも、「エジソンの最初の発明は17歳の時につくった自動電送機」といった具合に、詳しく語れるので、良いと思います。

ぜひチェックしてみてください。

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『世の中を変えた偉人365』和田孫博・監修 SBクリエイティブ

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