2021年10月1日

『人生を導く5つの目的』リック・ウォレン・著 尾山清仁、小坂直人・訳 vol.5849

【世界3400万部のベストセラー】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902680254

本日ご紹介する一冊は、先日Clubhouseでお勧めいただいた、世界3400万部のベストセラー。

キリスト教徒向けの自己啓発書ということで、存在を知らなかったのですが、読んでみて、本当に良い本だと思ったので、ご紹介しておきます。

目次を見ていただいてわかるように、かなりキリスト教に寄った内容ですが、人生の目的や、死を恐れないマインド、意味ある人生を送るためのヒントが散りばめられており、これからの生き方の指針が見つかる一冊です。

昨今、企業経営においても「パーパス(目的)」ということが頻繁に言われますが、本書はまさにその「パーパス」を見つけるための本と言っていいでしょう。

どうすれば限りある一生を「永遠」にできるのか、どうすれば雑音を無視して、自分の仕事に集中できるのか、どうすれば人間関係の煩わしさから逃れられるのか…。

人が人生で直面する問題のほとんどは、この一冊でカバーできているといって過言ではありません。

著者のリック・ウォレン氏は、米国カリフォルニア州オレンジ郡にあるサドルバック教会の主任牧師ということですが、なんとこの教会、1980年に始まったばかりなのに、現在会員数3万人を超える、米国を代表する教会の一つとなっているそうです。

なぜそんなに会員数を伸ばせたのか?

オックスフォード、ケンブリッジ、ハーバードをはじめとする各大学や神学校で教鞭をとり、国際連合、米国議会、世界経済フォーラム、TED、アスペン研究所などでも講演を行う著者の言葉の力に触れたら、それも納得できるはずです。

言葉の勉強をしたい方にとっても、本書は役立つ一冊だと思います。

さっそく本文のなかから、気になったところを赤ペンチェックして行きましょう。

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人生はあなたが中心ではありません。人生の目的は、個人的な達成感、心の安らぎ、個人の幸福よりもはるかに大きなものです。また、家族や仕事、夢や志よりもずっと偉大なものです

人生とは、神の目的のために自分を用いていただくことであって、自分の目的のために神を利用することではないのです

何かを所有することでは、一時的な幸福感しか得られません。物は変化しないので、私たちはすぐに飽きてしまい、もっと大きくて新しいものが欲しくなるからです

富や財産は、コントロールできないさまざまな要因によって突然消えてなくなってしまうものです。本物の安心感は、決してなくならないものに見出されるべきです

失敗の秘訣を一つ挙げるとすれば、それはすべての人を喜ばせようとすることです。人の意見に振り回されていると、間違いなく神の目的を見失うことになります

焦点の定まった生き方ほど力強いものはありません。歴史上、偉業を成し遂げた人たちはみな、焦点の定まった生き方をしていました

聖書は明確に語っています。「友よ、この世はあなたがたの故郷ではありません。ですから、そのぬるま湯につからないようにしなさい。欲望におぼれて自分の魂を犠牲にしてはなりません」

聖書は言っています。「自分の命にしがみつく人は、結局それを失うことになり、自分の命を手放す人は、……それをいつまでも保ち、確実に、永遠に自分のものとすることができるのです」

神が大切にしておられることを大切にする

「愛」の別名は「時間をかけること」

共同体を育てるには、秘密を守る必要がある

あなたの使命は、共有のものであると同時に、特有のものでもあります

ねたみはあなたの独自性を否定する

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余談ですが、本書を読んでいて、日本企業がグローバルでいまいちふるわないのは、そもそも思想に世界戦略が入っていないからじゃないかと思いました。(キリスト教の思想には、グローバル戦略が組み込まれている)

世界85カ国の言葉に翻訳されている、大ベストセラー。

ぜひ、読んでみてください。

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『人生を導く5つの目的』リック・ウォレン・著
尾山清仁、小坂直人・訳

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4902680254

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◆目次◆

私は何のために生きているのか
第1の目的 あなたは神の喜びのために造られた
第2の目的 あなたは神の家族となるために造られた
第3の目的 あなたはキリストのようになるために造られた
第4の目的 あなたは神に仕えるために造られた
第5の目的 あなたは使命のために造られた

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