2020年7月10日

『英語で言いたい日本語の慣用表現』 柴田真一、鶴田知佳子・著 vol.5554

【これは使える。】
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本日ご紹介する一冊は、日本語の慣用表現を、カッコよく英語で言えるための表現集。

「イチ押し」「空気を読む」「冷や汗」「楽勝」など、いざ英語に訳そうと思うと戸惑いがちな表現を、「英語らしく」言うためのポイントを例文つきで教えてくれます。

紹介されているのは、見出し語数で382。あいうえお順に並んでいるため、和英辞典感覚で使えるのも便利なところです。

「イチ押し=highly recommended」のような「言われてみれば当たり前」の表現から、「顔に泥を塗る=make someone lose face」のように「英語でもそう言うんだ!」と驚く表現、恥ずかしながらまったく知らなかった単語など、さまざまな表現が載っており、とても良い勉強になりました。

「入門ビジネス英語」講師の柴田真一さんと会議通訳者の鶴田知佳子さんが書いているだけあって、ビジネスの現場でさらりと言えそうな表現が並んでいるのがポイント。

ワンランク上のビジネス英会話のために、ぜひ読んでおきたいところです。

さっそく、本文の中から気になったポイントを赤ペンチェックしてみましょう。

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あめとむち
use the carrot and stick

歩み寄る
meet halfway

一触即発
is on the edge

雲泥の差
a huge gap

おいしい(=好都合である)
sweet deal

大風呂敷を広げる
overstate

お互い様
It’s on both of us.

オワコン
obsolete

温度差
gap between

果報は寝て待て
Good things come to those who wait.

虎穴に入らずんば虎子を得ず
nothing ventured, nothing gained.

コスパ
value for money

下手に出る
keep a low profile

心臓に毛が生えている
has nerves of steal

捨てる神あれば拾う神あり
When one door shuts, another opens.

先見の明
farsighted

高をくくる
underestimated

度忘れ
just slipped my mind

二枚舌
two-faced

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「二枚舌ってtwo-facedって言うんだ」など、いちいち驚き・発見のある内容。

英語訳を学ぶことで、曖昧な理解だった日本語の環境表現についても、意味が明確になり、二重の意味で学びになりました。

ビジネス英会話にちょっとはさむと効果ありそうな表現がズラリ並んでいます。

ぜひ、読んでみてください。

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『英語で言いたい日本語の慣用表現』
柴田真一、鶴田知佳子・著 アルク

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◆目次◆

ああ言えばこう言う
阿吽の呼吸
青息吐息
揚げ足を取る
足並みをそろえる
足元をすくわれる
足を向けて寝られない
頭打ち
頭が痛い
頭ごなしに〔ほか〕

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