2017年11月24日

『群れない。』塚本亮・著 vol.4875

【青臭い。だから良い。】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798052523

今からさかのぼることちょうど10年。2007年に、土井は33歳の若さで自己啓発書を書きました。

ベストセラーとなった『「伝説の社員」になれ!』です。

※参考:『「伝説の社員」になれ!』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4794218036/

33歳の若造が、自己啓発書を書く。

ちょっと生意気な話ですが、今の自分じゃないと励ませない人がいるんじゃないかと思い、思い切って筆をとりました。

結果、この本は土井の著書のなかでもっとも読者を励ました本になりました。今でも時折、ファンの方から声をかけられます。

あれからちょうど10年たった今年、2017年。

また33歳の著者が、「青臭い」自己啓発書を出しました。

10万部ベストセラー『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』の著者、塚本亮さんによる、初の自己啓発書です。

※参考:『「すぐやる人」と「やれない人」の習慣』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/475691876X/

著者は同志社大学を卒業後、ケンブリッジの大学院を卒業。現在はマイケル・ジャクソン『THIS IS IT』のディレクター兼振付師を務めたトラヴィス・ペイン氏や、マーベル・メディアの名誉会長スタン・リー氏などとも交流がある人物。

著者は、自身の留学経験をもとに、こう語っています。

<ケンブリッジでは、誰ひとりとして群れていなかった>
<それぞれが自立していて、必要なときにお互いの力を出し合い、個人ではできないものを創造>していた。

本書では、この「群れない」生き方をテーマに、かつて人生で問題を抱えていたという著者が、人生のアドバイスをしています。

どんな人と付き合うか、どんな仕事を選ぶか、どう生きるか…。

悩んだ時、紐解きたい、励ましの言葉と著者の生き方の基準が示されており、今、迷っている人にはもってこいの一冊です。

その尖った主張を、さっそく読んでみましょう。

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群れている人は、相変わらず時代に翻弄され、周囲に振り回されていた。群れない人は、時代の変化をうまく捉え、誰にも振り回されず、自分の人生を生きていた

他人の人生を生きるほど、人生は長くない

キミがキミであるためには“相手は相手、自分は自分”という、「適度な壁」を持つことだ

苦手を克服しようとしてはいけない。理由はシンプルだ。苦手なことに注力すれば、その分、得意なことにエネルギーが割けなくなる

自分を最後まで信じられる唯一の人間は、自分しかいない

環境に違和感を覚えたら、そこから飛び出してしまおう。動き出せるなら、キミはまだ“ゆで上がっていない”はずだ

人に嫌われようが、それで得をしている人がこの世にはたくさんいる

いきなり海外に移住したくなるかもしれなければ、田舎の山奥でひっそりと暮らしたくなるかもしれない。そう思ったときに、身軽に決断できるようにしておきたい

手帳には自分との約束を書け

誰かに依存して生きるのではなく、誰かに必要とされるくらい「強み」を磨く

自分の人生は絶対に切り売りすべきではない。それより価値を売ることをひたすら考えるべきだ

未知に挑戦する勇気のない者は、いつだって挑戦する者を笑う

非常識だけが常識をぶっ壊せる

もし、キミが今、なにかの答えを探してもがいているならば、間違いなくその答えは“自分に素直になる”だと思う

読書は自分の価値観を壊す作業だ

キミのなかの「バカ」を呼び覚ませ

ときには、キミも、「スポンジ」を絞ってみることを意識してはどうだろうか。それは、溜まりに溜まった古い考えを追い出すことだ。そうすれば、新しいものの考え方がぐんと吸収できるようになるだろう

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今、伸び盛りの著者ならではの勢いが行間からあふれていて、読み進めるごとに自分が尖っていくのを感じました。

牙を磨きたいビジネスパーソンに、おすすめの一冊です。

ぜひチェックしてみてください。

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『群れない。』塚本亮・著 秀和システム

<Amazon.co.jpで購入する>
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798052523/

<楽天ブックスで購入する>
http://bit.ly/2A7tqnv

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◆目次◆

プロローグ ケンブリッジでは、誰ひとりとして群れていなかった
序 章 どうしてキミは、そこまでつながりたがるのか?
第1章 群れてばかりでは、本当の自分は見えない
第2章 群れない生き方のすすめ
第3章 不安や寂しさはこうして乗り越える
第4章 生きるのが楽しくてたまらなくなる
エピローグ 「難しいだろうな」で終わらせない

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