2017年9月3日

『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』 小倉広・著 vol.4792

【最新刊】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478103194

本日の一冊は、20万部突破のベストセラー『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』のシリーズ最新刊。

※参考:『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478026300/

あらゆる問題の根底にある「劣等感」をテーマに、どう生きるべきか、どう自分を変えていくべきか、そのヒントを、心理学者アルフレッド・アドラーの名言から導き出しています。

<人間であるということは、劣等感を持つということである>というアドラーの言葉からもわかるように、われわれはこの「劣等感」と一生付き合っていかなければなりません。

では、その劣等感を抱えつつも、どうすれば成功できるか、他者と協力し合えるか、他者を傷つけずに済むのか、そのヒントが上手にまとめられたのが本書です。

<劣等感は、成功の基礎であり、同時に、あらゆる問題の基礎でもある>

成功した経営者は、まさにこの劣等感を味方につけた人であり、失敗した経営者は、この劣等感を制御できなかった人なのでしょう。

身につまされる話がたくさんあり、これからの生き方の指針になりそうです。

さっそく、いくつかポイントとなる名言を見て行きましょう。

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劣等感は、成功の基礎であり、同時に、あらゆる問題の基礎でもある

劣等感が強すぎると、その反動で、必要以上に優越を追求する。その結果として、コンプレックスが発生する。

いばり散らして他者に奉仕させるか、病気や弱さをひけらかして他者に奉仕させるか。どちらを選ぶかは、子どもの頃の成功体験しだい。

「もしもAだったらBしたのに」は人生の嘘である。順番が逆なのだ。「Bでの失敗を避けるためにAを創り出した」のだ

「理想の結婚相手が見つからない」という人は本当は結婚をしたくないのだ。他者と人生を共に歩む準備ができていないのだ

病気になれば、課題から逃れ、家族を支配できる。病人がこの便利な手段を手放すとは考えにくい。

次々と仕事を変え、仲間を変え、パートナーを変え、人間関係を途中で投げ出す。劣等コンプレックスである

勇気とは「自分には能力があり、価値がある」と思える感覚

勇気がある人は、自分の課題を解決する。そして、他者に貢献する。他者に依存したり、支配したりはしない。

勇気がある人は、簡単に友だちを作る。職場、趣味の場で、周囲の人とうまくやっていく。自分のことばかりでなく、他者にも関心があるからだ。

勇気がない人は「特別」であろうとする。勇気がある人は「普通」であろうとする。「普通である勇気」を持っているからだ。

あらゆる失敗は、共同体感覚の欠如に原因がある。協力する能力が低いから失敗するのだ。

忘れっぽい人、ミスが多い人、不注意な人は、仲間に関心がない。
共同体感覚が低いのである。

共同体感覚が高い人は、相手に尽くし、与えるだけではなく、自分も援助してもらう勇気がある人だ。

「自分は集団なしには生きていけない」と認め、「自分は全体の一部である」と考える人だけが共同体感覚を高めることができる。

「不完全である勇気」「失敗する勇気」「間違いが明らかになる勇気」を持て。

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自分の半生を振り返った時、前半は特別であろうとする人生でした。これからは「普通である勇気」を持った人生にしようと、読んでいて強く思いました。

また、「人に援助してもらう勇気」も、持てればと思います。

いろいろと気づきの多い一冊でした。

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『アルフレッド・アドラー 一瞬で自分が変わる100の言葉』
小倉広・著 ダイヤモンド社

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◆目次◆

第一章 人間であるということは 劣等感を持つということ
    「劣等感」と「優越性追求」について

第二章 「強く見せる」努力をするな 「強くなる」努力をせよ
    「優越コンプレックス」について
第三章 「弱さ」を武器にしても人生は変わらない
    「劣等コンプレックス」について
第四章 勇気がない人は「特別」であろうとする
    勇気がある人は「普通」であろうとする
    勇気について
第五章 あらゆる過ちは「共同体感覚の欠如」に起因する
    共同体感覚について
第六章 激しい感情を使う人は強い劣等感がある
    「感情」について
第七章 あなたには貢献する能力があり 価値がある
    「勇気づけ」について
第八章 ひとつのことができれば他のこともできる
    自己変革について
あとがき あなたは何をなさいましたか?

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