2017年9月7日

『まんがでわかる地頭力を鍛える』細谷功・著 星井博文・漫画原作 汐田まくら・作画 vol.4796

【待望のマンガ化!】
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492557784

本日の一冊は、20万部突破のベストセラーとなった『地頭力を鍛える』の待望のマンガ版。

※参考:『地頭力を鍛える』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492555986/

※セミナーCD『地頭力を鍛えて年収10倍アップを実現する方法』
http://eliesbook.co.jp/archives/86

一時期、マッキンゼーを始めとする戦略コンサルティングファームの面接で「フェルミ推定」が問われたことからブームになりましたが、未知のものを瞬時に概算する、このスキルは鍛えておいて損はないと思います。

本書では、頭の良さには3種類あると説かれていますが、そのうち「物知り」は、急速に価値を失いつつあります。

◆3種類の頭の良さ
「物知り」「機転が利く」「地頭がいい」

もちろん、2番めの「機転が利く」も価値がありますが、知的リーダーになろうとするなら、目指すべきは「地頭がいい」でしょう。

本書では、27歳がけっぷちOLの川口美鈴が、同期である営業部のエース・広澤大和のアドバイスを受けて、「地頭力」を鍛え、プロジェクトを成功させていく過程を描いています。

マンガのセリフを中心に、ポイントを見て行きましょう。

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限られた時間と情報で最善の答えを出す スピード重視だから65点くらいでいいと思っているんだよ

とにかくデータを集めてとにかく時間をかける 一生懸命細部にこだわり準備することに重きをおく 100%の準備が整う日など永遠に訪れることはないのにね

頭の良さとは3種類あってね 1つ目は「物知り」そして2つ目は「機転が利く」最後に「地頭がいい」

◆地頭力固有の3つの思考力
・仮説思考力「結論から考える」
・フレームワーク思考力「全体から考える」
・抽象化思考力「単純に考える」

大切なのは「他の人と比べてどうか」という点ではなく、「自分の中での成長度、伸びしろ」なのです

◆地頭力のない人がかかる病気:「ないない病」
・情報がないからできない
・時間がないからできない
・お金がないからできない
・人がいないからできない

大きなストーリーができたことで最終目的まで効率的に到達できる

時間も情報もない中で依頼されたときは、「その場で」とにかくわかっていることを形にしてみることです。時間と情報がないときほど、「まずは調べてみますので時間を下さい」と言いたくなりますが、すぐに第一弾の答えを出してしまったほうが良いのです。時間が経つほど依頼者の期待値は上がり、そのわりには悩んでいる側の成果が上がらないため、期待値のズレが大きくなる一方だからです究極のすり合わせのタイミングは、「その場で」最終的な成果物のイメージを合わせることなのです

答えを出そうとせずに「質問」をたくさん出す

「なにをやるか」と同時に「なにをやらないか」も考慮されたものが、「全体から考えた」状態

普段から話をしていない人に話をするときに必要なのは「最初に全体像を共有する」こと

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正直、フェルミ推定をがっちり学びたければ、元本の『地頭力を鍛える』を読むべきと思いましたが、ビジネスで求められる頭の良さとは何か、理解するには良い入門書だと思います。

※参考:『地頭力を鍛える』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492555986/

フェルミ推定は、実際に手を動かして考えないと身に付かないので、本でもマンガでもCDでもセミナーでも、何でも駆使してぜひ身に付けていただきたいと思います。

マンガ版も、ぜひチェックしてみてください。

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『まんがでわかる地頭力を鍛える』細谷功・著
星井博文・漫画原作 汐田まくら・作画 東洋経済新報社

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◆目次◆

プロローグ 地頭力で君の人生は変わる!
PART1 結論から考えよう
PART2 全体から考えよう
PART3 単純に考えよう
おわりに
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